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Tuesday, March 10, 2020

タコス大好き芸人が絶賛する「本場のタコスの味を堪能できる店」10選 - メシ通

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そろそろタコスがブームの予感

2019年12月放送の『マツコの知らない世界』でも取り上げられ、そろそろブームの予感がするタコス。

「タコスお笑い」というキャッチフレーズで、タコスを振る舞うイベントなども行っている、タコス愛あふれるお笑い芸人の高木払いさん。

タコス専用アカウント「トルティーヤ陽平」としても活動中です。

twitter.com

そんな高木さんから、オススメのタコス店を10店舗ご紹介いただきました。インタビュー場所は、高木さんもよく通っているという「渋谷メキシカン カサデサラサ」。

タコスの魅力はもちろん、美味しい食べ方や今後のタコス活動の予定などを聞きました。

初めて食べたタコスの味に、衝撃を受けた

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──タコスが好きになったきっかけは何ですか?

f:id:Meshi2_IB:20200222213457p:plain高木さん(以下・敬称略):小学生か中学生の頃、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』のアニメを見ていたら、タコスが出てきたんです。「空飛ぶタコ配便」という回があって、メキシコに行ってタコスを知ったオーナーが、日本に広めようとする話なんです。

──その頃、日本ではタコスがそれほど一般的ではなかったですよね。

f:id:Meshi2_IB:20200222213457p:plain高木さん:ビルの「B1階」にテナントとして入ろうとしたのに、間違えて「61階」に入ってしまって、できたてを運ぶために両さんがパラグライダーで地上まで降りて宅配するという内容です。それでタコスを初めて見て、ものすごく新鮮だったんです。どんな食べ物か味も想像できなかったんですが、母親に頼んだら作ってくれました。

──なんとタコスとの最初の出会いは、アニメだったんですね。お母さんは、どんなタコスを作ってくれましたか?

f:id:Meshi2_IB:20200222213457p:plain高木さん:スーパーで黄色い箱のキットを買ってきて、ひき肉とトマトとレタスのハードタコスを作ってくれました。それが衝撃的に美味しくて! まずはハードシェルにハマったんです。それからは、誕生日のたびに作ってもらっていました。

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──高木さんにとってタコスは、誕生日の特別な料理だったんですね。そんなタコスの魅力とは何でしょうか?

f:id:Meshi2_IB:20200222213457p:plain高木さん:タコスにはソフトとハードの2種類の皮があるんですが、ソフトは、市販されているものは小麦粉でできた「フラワートルティーヤ」がほとんどなんです。それも美味しいんですけど、パリパリのハードシェルにはコーンが使われているので、香りが全然違うんですよ。あのパリパリした食感も、ほかに替えが利かないんです。ハンバーガーともケバブとも違う、タコスの唯一無二な感じが好きです。

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▲ひき肉のトマト煮込み(3P)650円

──コーンのタコスはそんなに違うものですか?

f:id:Meshi2_IB:20200222213457p:plain高木さん:ソフトでもコーンの香りがするものがあると大人になってから知って、食べてみたいと思って行ったお店で、それまで食べたものと全然違うタコスが出てきたんです。コーンの香りのする柔らかいトルティーヤに、中身もいつものひき肉とレタスとチーズじゃなくて、肉に玉ねぎとパクチーが入っていました。

──それは美味しそうです!

f:id:Meshi2_IB:20200222213457p:plain高木さん:食べると柔らかくてコーンの香りもするし、玉ねぎ、パクチー、ライムの香りが口の中で一緒になった時に、またまた衝撃を受けました。これが家でできたらすごいなと思って以来、頻繁にそのタコス店に行ってはお店の人に聞いて、自分で作ってみるようになりました。

──自分でタコスを作るようになったのは、いつ頃からですか?

f:id:Meshi2_IB:20200222213457p:plain高木さん:一人暮らしを始めてからなので、ここ3〜4年ですね。家に友達を呼んで、最初はハードシェルで食べ始めて、ソフトを知ってからは、インターネットで粉を買って生地から作るようになりました。どんどんいろんなタコスが食べたい、作れるようになりたいと思って、作っての繰り返しですね。

──生地からタコスを作るなんて、かなりハマったんですね。

f:id:Meshi2_IB:20200222213457p:plain高木さん:鼻から抜けるコーンの香りが、タコス以外には味わえない幸せの味なんです。そこにライムやパクチーの味わいが加わって、美味しさが何倍にもなって……病みつきになりますよ。毎日食べても飽きないですね。

──とはいえ、生地からタコスを作るのは大変そうですが……。

f:id:Meshi2_IB:20200222213457p:plain高木さん:たしかに家でトルティーヤを作るのはけっこう難しいです。どうしても、ぶ厚くなったり、厚みにムラができたり、ヒビが入ったりしてしまうんです。

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▲サボテンのガーリックソテー(3P)650円

──タコスのオススメの食べ方を教えてください。

f:id:Meshi2_IB:20200222213457p:plain高木さん:コーラが好きなんですけど、普段は飲まないようにしていて、タコスを食べる時だけコーラを飲みます。タコスとコーラはすごく合うんですよ。

──タコスとコーラ! 間違いない組み合わせですね。

f:id:Meshi2_IB:20200222213457p:plain高木さん:初めての人は、大きめのスーパーで「タコキット」を買ってくれば、ハードシェルとひき肉の味付け用のスパイス、ソースが入っているので、ひき肉、レタス、トマト、チーズがあればできます。余裕があれば、カルディなどの輸入食材店とかでスパイスを買ってきて足すのもいいと思います。

タコスは自由だ

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▲カサデサラサ特製のサルサソースをたっぷりかけて食べるのがポイント

f:id:Meshi2_IB:20200222213457p:plain高木さん:自分で作るときは、パクチーとライムと玉ねぎがあれば、あとの食材は何でも大丈夫です。鶏肉、タコのフライとかでもできますし、冷蔵庫の余り物でもできちゃいます。

──いろいろなバリエーションができると。

f:id:Meshi2_IB:20200222213457p:plain高木さん:この前、家でタコスを作る時に、肉ではなくきのこに出汁で味をつけて、パクチーの代わりに三つ葉を使って、すだちを絞ったら、土瓶蒸しみたいな味になって美味しかったです。タコスを作っていると、それだけで発想が自由になりますね。本当に中身は何でもいいんです。

──タコスって、もともとそんなに自由な料理なんですか?

f:id:Meshi2_IB:20200222213457p:plain高木さん:Netflixでタコスのドキュメンタリー番組を見たんですが、一話一話すごく内容が濃かったんです。日本ではラーメンを極めるのに一生かかる、みたいな感覚があると思うんですけど、あれをタコスでも感じたんです。朝から肉や豆を煮込んで、寝不足覚悟でも最高のタコスにしてやる……みたいな人が作る本場のタコスはめちゃくちゃ美味しいので、あっという間に売り切れるらしいんです。

──完全に職人の世界ですね。

f:id:Meshi2_IB:20200222213457p:plain高木さん:穴を掘って、そこで毎朝鍋を煮込んで、伝統の味を出しているのを見ると、本当にタコス一種類でここまでこだわるんだという奥深さがあって、すごいと思います。しかも、タコスは種類が多すぎて、手巻き寿司に例えられたりもしますね。トルティーヤが白飯で、お米で具材を巻くような感覚らしいですね。

コーンのタコスの味を広く認知させたい

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▲エビのフリット アボカド添え(3P)1,100円

──タコスとお笑いというのは、「自由な発想」という点で通じるものがあるのでしょうか?

f:id:Meshi2_IB:20200222213457p:plain高木さん:面白いことを言う芸人はたくさんいるけれど、面白いことをしている芸人は意外と少ないんです。汗水垂らしてお笑いをするという行為がたぶん正しいんですけど、自分はタコスに対して垂らした汗水を笑いにするような方程式を目指しています。
タコスで何か面白いことをやるのではなく、タコスに対して本気になれば、まわりからすると面白く見えるんじゃないかと思っています。

──タコスをもっと極めたい、と。

f:id:Meshi2_IB:20200222213457p:plain高木さん:ひとつのものを極めたら、「この人の話を聞きたい」とまわりが思ってくれるんじゃないか。そして、ある程度、影響力を持てば、タコスがもっとどんどん広まってくれるかもしれない。コンビニのホットスナックとして置かれるくらい、タコスが身近なものになってほしいんです。

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▲カサデサラサのインテリアはメキシコの雰囲気

──コンビニといえば、ブリトーはもう定着しましたよね。

f:id:Meshi2_IB:20200222213457p:plain高木さん:でも、ブリトーでタコスの体験を終わらせるのはもったいないですね。僕はコーンのタコスをみんなに食べて欲しいんです。これを食べた人はみんな「知らなかった、こんなに美味しいんだ!」と言ってくれる。もっとコーンのタコスの認知を広げたいです。

日本でも本場の味が楽しめるガチなタコス店10選

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──都内でお気に入りのタコス店10店舗のオススメポイントを教えてください。

渋谷渋谷メキシカン カサデサラサ」

トルティーヤがものすごく薄くて、それでいてふわふわした柔らかい食感、コーンの香りもしっかりしています。お店の雰囲気がメキシコなのもいいですね。実はまだメキシコには行ったことないですけど(笑)、本当に現地に行った人が作ったと感じられます。

・高円寺「ロホ アミーゴキッチン」

創作メキシカンのお店。コーントルティーヤを最初に知ったのがここです。初めての人にもおすすめで、カルニタスという豚肉の王道タコスが間違いなく美味しい。お酒やつまみの種類も多く、オーナーも親切でゆったりできます。

・三軒茶屋「ロス・タコス・アスーレス」

ブルーコーンを使った黒めの自家製トルティーヤが美味しいです。具材はシンプルで、ランチに行ってトルティーヤと豆のペースト、サルサを食べて、めちゃくちゃ美味しかったです。生地のこね方を教えてもらいました。

・代官山「ラ・カシータ」

老舗のお店で、最初から味を変えていない。豚の胃のタコスが、レモンを絞って食べると最高に美味しいです。

・中野「サルサカバナ メサ 中野店」

タコのフライがオススメ。フラワー(小麦粉)系のもちもちした食感のトルティーヤなんですが、揚げたタコ、レモンとの相性がいいです。

www.hotpepper.jp

・キッチンカー「タコトラ」

「フードパーク」という横浜赤レンガのイベントで知りました。トルティーヤが自家製。ひき肉にクローブとシナモンが効いた自家製チョリソーのタコスが美味しかったです。家で真似して作ってみました。

・新橋「O'tacos (オータコス) 新橋店」

トルティーヤにはイエローとブルーの2種類あって、粉を売っているので、買って帰って家で作ることができます。トルティーヤを目の前で焼いてくれます。焼き方や保温の仕方も、このお店で教えてもらいました。

www.hotpepper.jp

・青山「エルパソ」

「ピカティージョ」というソフトシェルのタコスが、ひき肉、トマト、レタスの入った僕の好きな味です。最初に食べた原点のタコスを思い出します。トルティーヤは小麦がちょっと混ぜてあり、ふわっとした口当たりで柔らかいです。

・吉祥寺「タコスショップ」

創作タコスの種類が多いです。特にクリームチーズとアーモンドとハチミツのタコスがおすすめ。デザートという感じはそれほどしなくて、甘じょっぱい味が美味しいです。

・田町「モダン メキシカン カボス」

最近できたお店で、骨髄のタコスが美味しかったです。サボテンの上に骨髄の中身をかけて食べます。ブルーとイエローのミックスのトルティーヤがあったり、これから進化していくタコスという感じです。

タコスパーティーで盛り上がろう

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▲カサデサラサのオーナー、SARASAさん(左)と

──実際に家に人を呼んでタコスを作ったり、「タコスバー」というイベントも開催したり、これからもタコスの普及活動を積極的にされていく予定なのでしょうか。

f:id:Meshi2_IB:20200222213457p:plain高木さん:そうです。本当のコーンのタコスを知らない人がまだ多いなと感じます。お笑い好きな人がイベントに来て、それをきっかけにタコスにハマってくれる人もいます。
あと単純に、タコスパーティーは大勢でやると、食材費が安くなるし、盛り上がるので楽しいんですよ。手巻き寿司パーティーの大人版みたいな感じですね。

タコスが手巻き寿司と似ているとは意外なお話でした。タコスへの熱い思いを語ってくれた高木さんの活動に、これからも注目していきたいです。

今回取材したカサデサラサのタコスは、本当にトルティーヤが柔らかくて、具やライム、サルサソースの美味しさを包み込む印象的な味。

高木さんオススメの他のお店とも食べ比べてみてはいかがでしょうか。

お店情報

渋谷メキシカン カサデサラサ

住所:東京渋谷区道玄坂2-25-5 島田ビル 2F
電話番号:03-5428-6155
営業時間:月曜日18:00~23:00(L.O.22:30、ドリンクL.O.22:30)、火曜日~木曜日18:00~翌1:00(L.O.24:30、ドリンクL.O.24:30)、金曜日・土曜日18:00~翌3:00(L.O.2:30、ドリンクL.O.2:30)、日曜日15:00~翌1:00(L.O.24:30、ドリンクL.O.24:30)
定休日:なし
公式ページ:Shibuya Mexican "Casa De Sarasa"

書いた人:西野風代

西野風代

ライター&編集者&夜遊び探検家。東京生まれ。週刊誌記者、女性誌編集を経て、タイに移住。雑誌やウェブのライター、フリーペーパー編集長、コーディネーターとして活動後、現在は東京を拠点に、旅やカルチャーなどの記事を執筆。

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