Pages

Thursday, March 12, 2020

「巨大仏」知られざる歴史 型破りな造形、10年撮り続けた写真家「大きいという概念を軽々と超えていく」(withnews) - Yahoo!ニュース

「ぬっ」と姿現す100メートルの仏像

「ぬっ」。眺めていると、そんな効果音が聞こえてきそうな写真。住宅街の合間から顔を出す、高さ約100メートルの「仙台大観音」(仙台市)を収めた一枚です。坂道を走る車を見下ろすという大胆な構図に、思わず息を飲みます。

「じーっ」。何やら視線を感じさせるのは、「安治川の仏頭」(大阪市)です。ビルの屋上に置かれた頭だけの仏像は、全長2メートルほど。建物に入っていた家具店が、宣伝用に設置したのだそう。まるで、大阪の街を見守っているようにも見えます。

「その姿が視界に飛び込むと、思考停止状態に陥るんですよね。目に入った情報が、脳に届くまで時間が掛かるというか。知識として持っていた『大きい』という概念を、毎回軽々と超えられてしまいます」

「変な話ですが、撮るたびに『ジャンキー』的になっていきました」

大仏と出会うたび感じるインパクトについて、半田さんはそう語ります。

10年間撮りためた風景に込める願い

元々、タレントのポートレートなどを撮影していた半田さん。「人混みを避けられ、かつ写真映えする観光地はないか」。橋などの構造物好きな夫と語らううち、「大仏巡り」に行き着いたそうです。

「牛久大仏」(茨城県牛久市)への訪問を皮切りに、北は北海道から南は鹿児島県まで、10年ほどかけ約200箇所を踏破。各地で撮りためた景色を、2冊の写真入りガイドブック『夢みる巨大仏』『遥かな巨大仏』(ともに書肆侃侃房)として編み直しました。

著書に登場する大仏の造形は、実に様々です。冒頭に挙げた二つの像を始め、ユニークな見た目が楽しいもの。満開の桜をまとうようにしてたたずむ「天竺渡来大釈迦石像」(奈良県高取町)など、自然と見事に調和するもの。一つとして、同じ情景は存在しません。

中には、ビビッドな体色を持つなど、多彩な外観の像も存在します。ネット上に画像が流通し、「色物」として扱われる場合もたびたびです。だからこそ、半田さんには撮影時に意識していることがあるといいます。

「大仏さまが、最も美しく見える瞬間を狙っています。写真を見た人に、『好き』と思ってもらえるような構図や季節を選ぶのも大事ですね。『面白い』という感想から一歩進み、それ以外の部分も知って欲しい。そんな気持ちで取り組んでいます」

【関連記事】

Let's block ads! (Why?)



"飲みます" - Google ニュース
March 13, 2020 at 05:00AM
https://ift.tt/38O3Svr

「巨大仏」知られざる歴史 型破りな造形、10年撮り続けた写真家「大きいという概念を軽々と超えていく」(withnews) - Yahoo!ニュース
"飲みます" - Google ニュース
https://ift.tt/2H6S9N1
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

No comments:

Post a Comment