横浜市の認可保育園で、保育士の新型コロナウイルス感染が判明した当日、市の担当者が保護者に感染の事実を伝えないよう園側に求めていたことが15日までに、関係者への取材で分かった。市は「保護者が不安になるため、濃厚接触者の有無などを確認してから情報提供してほしいと伝えた」と説明している。
保育園側によると、保育士は4月上旬に体調不良を訴えて自宅待機し、8日に陽性が判明。園長は同日、休園にしようと市に連絡したところ、担当者から開園を継続した上で「混乱を避けるため」として、保護者に公表しないよう求められた。
園は自らの判断で9日早朝に保護者にメールで感染判明を連絡した。市の求めに応じて開園したが、保健所の担当者が園を訪れ、10日から18日までの休園が決まった。
横浜市私立保育園園長会は13日に対応の改善を求める要望書を市に提出。園児や保護者、職員の感染の情報について保護者に直ちに伝えることを妨げないよう要請した。〔共同〕
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April 15, 2020 at 06:53AM
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保育士感染、即時公表拒む 横浜市「不安招く」と説明 - 日本経済新聞
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