巨人は27日、沖縄県内でキャンプを実施するプロ野球球団やJリーグクラブ、キャンプに関係する観光産業団体や法人などを対象としたPCR検査センターを那覇市に開設すると発表した。期間は、1月29日から4月30日まで。新型コロナウイルス対応を行っている医療機関、検査機関、医療従事者に負担をかけないようにすることが目的。コロナ禍で受け入れてくれたキャンプ地に恩返しをする。
コロナ禍にあってもアスリートたちを支えてくれる沖縄のため、巨人が動く。プロ野球はもちろん、Jリーグクラブなど他競技の関係者も利用できるPCR検査センターの開設に踏み切った。
沖縄県庁で記者会見した巨人の星春海総務本部長は「選手やスタッフに陽性者が交じっていないかスクリーニングし、キャンプを安全に遂行する」と説明した。
検査対象は、沖縄県内でキャンプを行う巨人、中日、阪神、DeNA、ヤクルト、ロッテ、楽天、日本ハム、オリックスの9球団、報道陣、評論家のほか、J1・J2の19クラブ、さらにキャンプ地のホテルやバス会社など関連産業の団体・法人など広範囲に及ぶ。沖縄県内ではプロ野球がキャンプを終える2月以降も大学・社会人野球や各アマチュアスポーツの合宿、練習も計画されていることから、4月30日まで開業する。
検査費用は、球団やメディアは1検体3300円(税込み)、関連産業は1検体2750円(同)と低価格に設定。団体、法人ごとに受け付ける。土日祝日も休まず、午前10時から午後7時までオープン。1日当たり500件の検査を目標とし、定期的な利用を呼びかけていく。92日間で最大4万6000件の検査ができる計算になる。
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