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Tuesday, March 23, 2021

大相撲 横綱 鶴竜が現役引退 年寄「鶴竜」襲名し後進指導へ - NHK NEWS WEB

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年寄「鶴竜」を襲名し、今後は親方として後進の指導にあたることになります。

これは24日午後、日本相撲協会が発表しました。

鶴竜は近年、腰や左足、右ひじなどのけがで休場が相次ぎ去年の11月場所までの12場所のうち、3分の2にあたる8場所を休場して11月場所後には横綱審議委員会から「休みがあまりにも多い。横綱としての責任を果たしているとは言えない」などとして「引退勧告」の次に重い「注意」の決議をされました。

しかし、その次のことし1月の初場所は腰のけがで休場し、進退をかける覚悟を示していた今場所も、左足を痛めて初日から休場していました。

鶴竜は5場所連続、通算20回目の休場となり、師匠の陸奥親方から「辞める選択肢もある」と引退を促されましたが「気持ちは切れていない。次も取りたい」と現役続行の意思を示していました。

ところが場所後の横綱審議委員会からは厳しい意見が出ることが予想されることなどから、一転、現役続行を断念したものとみられます。

鶴竜は引退届を提出し、日本相撲協会は24日、理事会を開いて鶴竜の引退を承認しました。

鶴竜はモンゴル出身の35歳。

16歳だった平成13年に来日し、その年の九州場所で初土俵を踏みました。

まじめな性格で熱心に稽古を続け地道に技を磨いて番付を上げていきました。

平成24年の春場所後に大関に昇進したあと平成26年の春場所で初優勝し、場所後に横綱昇進を果たしました。

年齢を重ねるにつれて腰や足などのけがに苦しみ、満足な成績を残せない場所もありましたが、辛抱強く土俵を務め続けました。

優勝回数は通算6回と平成の終わりから令和にかけての大相撲を支えた横綱の1人で、横綱在位は41場所でした。

鶴竜は去年、親方になるために必要な日本国籍を取得していて、年寄「鶴竜」を襲名し、今後は後進の指導にあたることになります。

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