9日に甲子園球場で行われた阪神-巨人でファンによる応援トラブルが発生。右翼席から「帰れコール」がこだまする一幕があった。
トラブルは五回のイニング間に発生。阪神ファンが陣取る右翼席に巨人のユニホームを着たファンが混じり、大声を張り上げるなどしたことで周囲の阪神ファンが反応したとみられる。
阪神甲子園球場の公式ホームページには観戦マナーとして、ルールを明記。レフトビジター専用応援席については「阪神タイガースを含む、試合当日のビジター球団以外の応援行為・服装の着用・応援グッズの使用を禁止いたします」と触れられている。甲子園球場の説明によると、ホームチーム側については「(相手側の)ユニホームを着てはいけないというのは現状ありません」という。
ただ、同様にホームページでは「阪神タイガース主催試合において、チーム及びファンを挑発、冒涜する行為(各チームのマスコットグッズを損壊したり、引きずったり、踏みつける等)は、トラブルの原因となりますので、お止めください」と記述。今回のケースでは警備員だけでなく警察官も駆けつける事態にまで発展した。
プロ野球12球団は「試合観戦契約約款」を設けており、「試合の円滑な進行又は他の観客の観戦を妨げ又は妨げる虞のある行為」は禁止事項とされている。トラブルの状況次第では退場や座席移動を指示することもあり、甲子園球場も「挑発行為だけではありませんが、(トラブル発生の場合)選択肢としてはそういうこともございます」と説明した。
阪神ファンはより熱狂的なことで知られるが、近年の甲子園では引退間近の巨人・阿部(現2軍監督)に“慎之助コール”を送るなど、相手チームに敬意を示すことも少なくない。ホーム側もビジター側も、“最低限”の観戦マナーを知っていくことも求められる。
からの記事と詳細 ( 甲子園で応援トラブル“挑発行為”はマナー違反 退場、座席移動の厳罰も「選択肢」 - デイリースポーツ )
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