認知症で徘徊(はいかい)する高齢者の保護と介護負担の軽減などを目的に、QRコード付き「あんしん見守りシール」システムを導入した袋井市は、民生委員、自治会役員、介護サービス事業者、警察、消防関係者らを対象とした説明会を市教育会館で開いた。
システムの導入は市の「はいかいSOSネットワーク事業」の一環。高齢者の衣服や持ち物などにあらかじめQRコード付きのシールを貼付。徘徊中に保護した人がQRコードをスマートフォンで読み取ると、高齢者の情報が表示され、同時に家族らにメールで自動通知される仕組み。高齢者の家族や親族は、保護対象者の身体的特徴や既往症、保護時に注意すべきことなどを登録する。
説明会には約四十人が参加した。システムを開発した東邦ホールディングス(東京都)の担当者が使用法や活用時の注意事項などを解説。「まず誰かが声掛けして足を止めていただき、安全を確保することが大切」などと呼び掛けた。市地域包括ケア推進課職員が高齢者保護の一連のやりとりを分かりやすく紹介する寸劇もあった。説明会には福祉関係者らもオンライン参加した。
市によると、七日現在、約九十人が登録済み。一人につき三十枚のあんしん見守りシールを順次配布する。 (土屋祐二)
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