HTB北海道ニュース
ぐるなび総研がその年を代表する食を発表する「今年の一皿」。２０１８年は「サバ」、２０１９年は「タピオカ」、去年は「テークアウトグルメ」が選ばれましたが、９日に発表された「今年の一皿」とは？ ２０２１年の世相を反映する「今年の一皿」。ノミネートされたのは、アルコール分１％未満の「アルコールテイスト飲料」に、コオロギやイナゴなどを使った「昆虫食」。そしてイタリア生まれの「マリトッツォ」に、本格的な料理を自宅で再現できる「ミールキット」。どれも今年話題になったものばかりですが、この４つの中から「今年の一皿」に選ばれたのが、ノンアルコールテイスト飲料です。 酒類提供制限の要請の中で、多くの飲食店で提供され、経営の救世主となりました。 酒店で販売するノンアルコール飲料の数は６０種類にものぼります。ビックリッキーの山田淳さんは「コロナ禍の前と比較して（売り上げは）倍以上ですね。供給が間に合わなくて欠品が続いた商品もあります」と話します。買い物客は「ゴルフ終わった後の食事の時にたまに飲みますね。すっきりしてコーラなどより飲みやすい」と話していました。 サントリーによりますと、ノンアルコール市場は２００８年以降に急成長し、今年は過去最大になる見込みです。コロナ禍で酒の提供ができない中、札幌市内の居酒屋で苦肉の策で始めたのがビールやカクテルなど、ノンアルコールドリンクの飲み放題でした。結婚式場でも酒の代わりにノンアルコールドリンクが提供されました。また健康志向や製造方法の進化で一段とアルコールに近い味わいになったことなどから需要が高まっているといいます。山田さんは「１２月に入ってノンアルコールのワイン、スパークリングも好調ですね。今後とも期待できる商品かなと思っています」と話しています。
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