新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の秋田・山口両県への配備の断念をめぐり、防衛省は、去年6月の断念後、初めてとなる地元住民への説明会を、今月下旬に開くことを秋田県に正式に伝えました。
佐竹知事は、防衛省は住民への謝罪など真摯な対応が必要だという考えを示しました。
「イージス・アショア」をめぐって防衛省は、秋田市にある陸上自衛隊新屋演習場などへの配備を計画していましたが、去年6月、技術的な問題を理由に配備を断念しました。
当時の河野防衛大臣は県庁を訪れ、佐竹知事らに経緯を説明し陳謝しましたが、新型コロナウイルスの感染拡大が続いていたことなどから、これまで地元住民への説明会は開かれていませんでした。
3日、佐竹知事は、県議会の一般質問の中で「感染が落ち着いたことを受け、防衛省から、今月下旬の説明会の開催に向け準備を進めていきたいという連絡があった」と明らかにしました。
その上で「防衛省には、候補地の選定から断念に至る経緯の説明や謝罪はもとより、今後、こうした施設の設置は行わないことなど、住民の理解と納得が得られるよう、真摯に対応してもらいたい」と述べました。
このあと、佐竹知事は記者団に対し、「新型コロナの『オミクロン株』がどうなるかわからないこともあり、説明会はなるべく早い方がいい。地域住民の思いにしっかり応えてほしい」と述べました。
説明会の具体的な日程や場所について、東北防衛局は、今後、秋田市などと協議をして、決めるとしています。
説明会をめぐっては、これまで県や秋田市などが一日も早い開催を求めていましたが、配備断念後、およそ1年半たって初めて実現することになります。
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