いわゆる「宇宙ゴミ」や不審な人工衛星などを監視するため、防衛省が山陽小野田市に設置を進めている宇宙監視レーダーに関する住民説明会が4日開かれ、住民からは電波による健康への影響などを懸念する声が相次ぎました。
防衛省は、山陽小野田市にある海上自衛隊山陽受信所の跡地に宇宙監視レーダーを設置する計画で、再来年度の運用開始を目指しています。
これについて設置場所に近い埴生地区の公民館で4日、3回目の住民説明会が開かれ、およそ80人が集まりました。
この中で防衛省の担当者はレーダーは直径13メートルのパラボラアンテナ6基で構成されることや、シミュレーションの結果、レーダーの電波が人体に影響するおそれはないことなどを説明しました。
これに対して住民からは、長期間にわたる健康への影響がないかや地震や台風などでアンテナが倒壊するおそれがないか、それに有事の際に敵の攻撃目標になるのではないかといった声が相次ぎました。
説明会のあと、埴生地区自治会協議会の林紀男会長は「アンテナの設置による風評被害を心配している。リスクに対して相応の補助と明確な説明を求めていきたい」と話していました。
一方、防衛省中国四国防衛局の田實博幸企画部長は「今後も要望があれば県や山陽小野田市と相談しながら説明会の開催を検討したい」と話していました。
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