【4】記憶力向上の可能性|コーヒーがもたらすメリットと健康効果
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【4】記憶力向上の可能性|コーヒーがもたらすメリットと健康効果
脳科学を専門で研究するダニエル・ボロタ博士らがまとめた2014年の研究論文によれば…、
100名以上の被験者に対し、まずは絵に描いた物体を見せ、「屋外で使うものか?」「屋内でのものか?」を問いました。その問答ののち、被験者は200ミリグラムのカフェイン(スターバックスのブロンドローストのショートに含まれている量よりわずかに多い)と、カフェインなしのプラセボ(偽薬錠剤)のいずれかを受け取り摂取してもらいます。
そして翌日再来した被験者は…、
前日と同じ画像のいくつかを、新しい画像やよく似て見える新しい画像と無作為に混ぜて再度見せます。そして、その見た画像を「古い」「新しい」「元の画像に類似」の3種類に分類するようにお願いすると、偽薬錠剤グループもカフェイン錠剤グループも画像を「新しい」か「古い」かには特定できたものの、カフェインを摂取した被験者のほうが「類似」の画像を元の画像と区別する正確さが優れていたそうです。
逆に偽薬を受け取った被験者のほうは、これら「類似」の画像を「古い」元の画像と誤って認識していたということ。また、このような類似の画像を認識する際のカフェインに誘導される記憶動作の改善は、カフェインの少量摂取や画像判定試験の1時間前での摂取では見られなかったとも言います。
とは言え、厳密にカフェインが直接的な要因になっている結論は出ていません。カフェインが「疲れた」という脳のセンサーを、正常に働かせないようにしているゆえ、脳がこの機能を正常化させるために変化しているとも考えられています。
よって、「コーヒーは戦略的に摂取することが賢明」のようです。そしてまた、その逆に「コーヒーは戦略的に摂取しないほうが賢明」とも言えるでしょう。
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