馬毛島住民説明会始まるも「はっきりしない」 国調査の信頼性や市長の態度に疑問の声も[08/17 19:44]
鹿児島県西之表市では、16日夜から計画に関する住民説明会が始まりましたが、市長の賛否を明らかにしないことなどに疑問の声も相次ぎました。
(八板市長)「全市民に説明の機会を設けた。率直な意見をお願いしたい」
住民説明会は、西之表市が防衛省に出した戦闘機が市街地上空を飛ばないことなどを求める21項目の確認事項について、今月10日に回答があったのを受けたものです。予定される7回のうち、最初の会が16日夜に開かれ、市民およそ100人が参加しました。
防衛省からの回答に限定して行われた質疑応答では、飛行経路を外れた場合の国の対応や、継続的な環境調査の信頼性を疑問視する声が相次ぎました。
(西之表市民)
「種子島上空は飛ばないとあるが『緊急時を除き』という言葉がある。飛んだあとに緊急ということにして済ませるのでは」
(八板市長)
「上空を飛ばないようにということ。そこに防衛省がどう答えているかみて判断してほしい」
また、賛否を明らかにせず国と協議する八板市長の考えを問う声も…
(西之表市民)
「基地建設に同意できないと公約して当選した。なぜ建設を前提にした回答を説明するのか。ひと言同意できないと言えばよいのでは」
(八板市長)
「防衛省が基地を造る前提でいる。もしできるとすればとしないと話がかみ合わない。ご理解いただければ」
市長の説明を聞いた市民は…
(西之表市民)
「あやふやではっきりしたことは言わない。(賛否は)拮抗しているから。よく意見を取りまとめて、市長が最終判断をちゃんとすべき」
(西之表市民)
「防衛省は優等生の回答で、市長も当たり障りのない答え方。認めたくはないが、なりゆきを見て反対を本当に言えるのかと思う」
説明会の後、自身の考えを問われた市長は…
(八板市長)「市民の生の声なので考えまとめる参考にしたい」
Q.市長の考えが分からないとの声もあったが?
(八板市長)「いろんな意見があって中間で迷っている人もいる。難しい問題だから当然」
住民説明会は22日にかけて7回開かれます。そこで出た市民の意見も踏まえ、市長が計画に対してどのような考えを示すのか注目されます。
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