◆JERAセ・リーグ ヤクルト1―5中日(3日・神宮)
中日がビシエドの30試合ぶりのアーチを含む3安打2打点の活躍と、先発・小笠原の好投で連敗を4で止めた。前日(2日)に50号アーチを浴びたヤクルト・村上に猛打賞を許したものの、得点にはつながらず。立浪和義監督は9月初勝利に胸をなで下ろした。以下は一問一答。
―小笠原が先頭を出しつつもナイスピッチング
「よく粘りましたよね。先に点を取れたのも大きかったし、今日は本当によく踏ん張った。できればああやっていかしたんですけど、あそこ(8回に)踏ん張れれば良かったんですけど。でも確実に7、8回までいけるようになってきているんでね。ましてやこれだけの打線で神経使うところが多い中で、素晴らしいピッチングでした」
―4回にオスナのライナー直撃も乗り越えた
「今日、振り返ればラッキーなことも多かったんでね。初回の薄暮の先制点から、あのライナーもあんなところに挟まる(小笠原が足に当てながらグラブで捕球)のも普通なら考えられないですけど。その後も大事に至らず投げられたことも良かったですね」
―村上にヒット3本は打たれたが、得点につながらず
「まあね。打たれてはいるんですけど、ホームランを打たれなかったら案外目立たない。そういうふうになってきていますよね。まあただ、何とか長打を食らわないように、今本当に。今というか、ずっと振れていますしね。明日また(高橋)宏斗が投げるんで、勝負していく中で逃げてカウントを悪くしたら余計にやられるんで。それは本当にどんなバッターにもそうですけど。あとは無駄な四球を出さないように、一つ勝ったんでまた明日頑張っていきたいと思います」
―ビシエドに一発が出た
「そうですね。インサイド寄りですか? ああいう打撃が増えてくればまた楽しみだし、どうしてもこっち(内角)放られるんですけど、時には狙ってバッと打ちにいけば投げにくくなると思う。まあ結果出ていますしね。どんどん感覚つかんでくれればいいなと思っています」
―小笠原は緩いボールをうまく使っていた
「何よりも真っすぐに力ありますし、カーブ、チェンジアップと基本全て勝負球にできる強みがある。ストライク先行できればね。終盤にチェンジアップが浮いたりすることもあるんですけど、球に力があるし、神宮とか外の球場でも良いピッチングをすれば勝てるピッチャーなんで、これからも期待しています」
―木下が1軍に帰ってきたが、リード面は
「まあリードは、基本、『これが正解』というのはないと思いますし。ただ結果的に要求したところが、打たれているところというのは甘いんでね。一概にキャッチャーだけの責任じゃないんですけど。ただ真っすぐ合っていないのに変化球いって打たれたりね。その打者の調子とか状況を見ながら、リードというのは大事になってくると思います」
―2軍落ち前とどんな変化があったか
「また新鮮な気持ちでね、本当に今日、小笠原を一生懸命リードしていた。そこは無駄じゃなかったのかなと思いますけど」
―ビシエドの打ち方はどう見たか
「打てている時はそんなに前(投手寄り)にいっていないんで。本当に本人もそれは分かって練習に取り組んでいるんで。ピッチャーによって前に出されやすい投手というのはいますけど、練習から意識してやって物にしていってもらいたいなと思います」
―連敗が4で止まった。ヤクルトには11勝9敗
「よく分からないですけどね。今週はDeNA、首位のヤクルトというところで連敗スタートしたんですけど、力があるから上にいるわけなんでね。相性とかは何も考えていないんですけど、先制点を取らないと勝つ確率に結びつかないのがハッキリしている。今日は先制取れたんで良かったのかなと思っています」
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