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Saturday, October 29, 2022

ヤクルト高津監督 2戦連続“自滅”もマクガフへの信頼は「変わらない」 昨年は最後まで信じて日本一 - スポニチアネックス Sponichi Annex

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SMBC日本シリーズ第6戦   ヤクルト0―3オリックス ( 2022年10月29日    神宮 )

<ヤ・オ>9回、降板したマクガフ(撮影・島崎忠彦)
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 ヤクルトは打線がわずか1安打に抑えられ、第4戦(京セラD)に続いて今シリーズ2度目の零敗。パ・リーグ覇者のオリックスに3連敗を喫して王手をかけられた。

 守護神のマクガフは自らの失策から3失点してサヨナラ負けを喫した27日の第5戦(京セラD)に続いて、この日も自身の失策から2失点して9回を投げ切れず、途中降板。2試合連続の“自滅”で、追い込まれて迎える第7戦に不安を残す結果となった。

 高津臣吾監督(53)は「結果は残念ですけれど、彼の性格であったり、いろんなものを知っている我々なので、もちろん、手を抜いたり、やけになったり、絶対しない、一生懸命やっているなかでのプレーだと思います」とまずは守護神をかばうコメント。「失点もしてしまったので、左の宗選手だったので代えました」とした上で「彼への信頼は変わらないです」と口にした。第7戦の登板については「今から考えたいと思います」としている。

 マクガフは27日の第5戦(京セラD)では4―3の1点リードで迎えた9回に4番手として登板。先頭の代打・安達をいきなり四球で塁に出した後、犠打で1死二塁となってから西野の投手強襲安打を一塁悪送球する間に追いつかれた。この時点でマウンドに座り込んだマクガフ。続く中川圭を空振り三振に仕留めて2死までこぎつけた後、吉田正に1ストライクからの2球目、高めに浮いたスプリットを右翼スタンドへ叩き込まれ、サヨナラ2号2ラン被弾となった。

 この日の第6戦では、0―1で迎えた9回に4番手として登板。だが、先頭の安達に右前打された無死一塁で紅林の送りバントを自ら処理するも一塁ベースカバーに入った山田に向かって悪送球。ボールが右翼へ抜ける間に一走・安達の本塁生還を許すと、打者走者の紅林にも一気に三塁へ進まれた。1死後、代打・西野の右犠飛でこの回2点目を失い、0―3。続く太田を四球で歩かせると、ここで高津監督が左腕・久保への投手交代を決断した。

 マクガフは昨年の日本シリーズでは第1戦(京セラD)で3―1と2点リードの9回に登板しながら1死も取れずに3失点し、吉田正にサヨナラ二塁打を打たれて敗戦投手に。第3戦、第4戦(ともに東京D)で連続セーブを挙げるも1点リードの場面でともに得点圏まで走者の進塁を許し、第5戦(東京D)では同点の場面で登板して先頭打者に決勝アーチを浴びて敗戦投手になるなど苦しいマウンドが続いた。

 それでも、最後まで信頼してマウンドに送り続けた高津監督に応えるように極寒の中で開催された第6戦(ほっと神戸)では同点の延長10回から3イニングの回またぎを無安打に抑えて日本シリーズ初勝利を挙げ、胴上げ投手に。結局、6試合中5試合に登板して1勝2敗2セーブという結果を残した。

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