信大の説明会は21年卒業の大学生らを対象とする会社説明会が解禁される3月1日に合わせて企画し、県内外の79社・団体が参加を予定していた。就活情報サイト「リクナビ」を運営するリクルートキャリア(東京)は3月末までの中止を20日に決定。マイナビ(同)も26日、3月1〜15日の説明会中止を発表した。
自社で主催する個別企業説明会の開催を見送る県内企業も目立つ。介護医療関連サービスのエラン(松本市)は、3月中に県内外で複数回予定していた説明会を全て中止にした。八十二銀行(長野市)も、3月中に長野市や東京都内で計5回予定していた説明会の中止を決めた。
エランは代替策として、3月は動画を使ったウェブ上での説明会の実施回数を前年の倍に増やす。現役社員のインタビューなどで内容を充実させ、質問があればチャット機能を使って答えられるようにする。例年は説明会をウェブ上で同時配信している八十二銀行は、リアルタイムでの視聴だけでなく、学生が好きなときに視聴できるようにする予定という。
一方、個別会社説明会を開催する方向で検討している県内企業も少なくない。知名度の低さがネックになりやすい中小や地方の企業にとって、説明会は学生にアピールする絶好の機会。合同企業説明会の相次ぐ中止の動きは、大きな痛手だからだ。
長野市の流通関連企業は3月中に本社で計3回の説明会を計画する。社内見学のほか座談会も開く予定で「対面で話すことで、学生の気持ちをつかみたい」とする。須坂市のメーカーは3月中に本社で10回程度説明会を開く方針。担当者は「中止は学生とのミスマッチを生みかねない。内定辞退者の増加につながり、入社後の定着に影響する懸念もある」と話す。
(2月27日)
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February 27, 2020 at 06:54AM
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企業説明会中止相次ぐ 新型肺炎が影響 - 信濃毎日新聞
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