大阪市を廃止して特別区を設置する「大阪都構想」を巡り、制度設計を話し合う法定協議会（法定協）の会長で大阪維新の会の今井豊府議は7日、制度案について市民の意見を聞く出前協議会を5月10日と12日に開く考えを明らかにした。7日開かれた代表者会議後、記者団の取材に応じた。新型コロナウイルスの感染状況を踏まえて、4月中に開催方法などを改めて判断する。
出前協議会は大阪市中央公会堂で2回開催する。定員は75人で、事前申込制とする。当初は4月に1会場330人で4回行われる予定だったが、新型コロナの感染拡大を受け、規模を縮小。インターネットでの中継も検討する。参加者にマスクの着用を呼びかけたり、参加者間の距離を2メートルほど離したりして感染防止対策も講じる。
自民党の川嶋広稔市議団副幹事長は会議後、「今は都構想の議論より新型コロナ対策にヒト・モノ・カネを投入すべきだ。（出前協議会の開催日程について）賛成できない」と批判した。
出前協議会は府知事・市長のほか、法定協の会長や各会派の代表者が出席。府・市が制度案の内容や、住民投票までのスケジュールなどを説明したうえで、市民らの意見を聞き取って制度のとりまとめの参考にする。
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April 08, 2020 at 02:00AM
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住民向け説明会、5月に2回開催 大阪都構想 - 日本経済新聞
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