
混迷のライフマイスターを立て直し
中期経営計画2年目の成果は?
昨年、7月12日に「第二の創業」を掲げ、中期経営計画(2021〜23年度)を発表した愛知県名古屋市に本拠地を置く乗り合い代理店、ライフマイスター。それから1年が経過し、今年7月11日には2回目となる経営方針説明会を開催した。
ライフマイスターといえば、11年に募集人19人が資金を出し合って設立した代理店だが、その後経営は混乱を極め、募集人が大量に流出。存亡の危機に瀕していたが、火中の栗を拾うべく21年4月に4代目社長が誕生した。創業から10年で4人目の社長というのがまさに混乱ぶりを表しているが、その新社長自身にも注目が集まっていた。
その4代目社長に就任したのは、東京海上日動あんしん生命保険出身の西浦伸明氏。当時33歳の若さだった。100人を超える代理店のトップとしては異例の若さであったのに加え、「いかに保険会社出身とはいえ、混迷する代理店のかじ取りは難しいだろう」「社長に就任した狙いは何か?」といったうわさが代理店業界内を駆け巡った。
そうした数々のうわさに対し、昨年6月7日に配信した保険ラボで西浦氏が激白。ライフマイスターの実情に加え、初めて挑む代理店経営への覚悟のほどを語っている。(参照:「保険代理店ライフマイスター、募集人の大量流出を経て新社長が掲げる『第2の創業』」)
その西浦氏がライフマイスターの経営を担ってから1年と数カ月。昨年発表した中計で掲げたテーマは、「初年度は原点回帰、2年目は変革と挑戦、3年目は拘り(こだわり)」だった。これは、「人生(ライフ)」を幸福にする「マイスター(職人)」として、「保険を基軸とし新たな価値を創造する職人」という、西浦氏が就任後に新たに据えた経営理念および保険事業本来の原点に立ち返り、あらゆる変革を行い、将来的に目指す「保険総合商社(金融総合商社)」の礎を築くというものだ。
果たして、その成果はいかほどなのか。また、どのような変革を行っているのか。次ページ以降で詳述していこう。
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