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Tuesday, July 14, 2020

台風19号検証 川崎市が説明会 「水門にポンプ設置を」九州豪雨受け危機感 - 東京新聞

参加者同士の間隔を取って行われた説明会=中原区で

参加者同士の間隔を取って行われた説明会=中原区で

 昨年十月の台風19号による浸水被害について、川崎市は十三日夜、市がまとめた検証報告とポンプ車の導入など今後の対策について、被災地域での住民説明会を始めた。参加した住民たちからは、九州の豪雨で大きな被害が出ていることを受け、市に抜本的な対策を求める意見が出た。 (大平樹)

 初回の説明会は中原区の上丸子小学校体育館で行われ、周辺住民四十五人が参加した。市は四月にまとめた検証の内容に加え、雨水を多摩川に流す排水樋管水門の操作手順の改定や電動化、新たに導入する排水ポンプ車について説明した。

 同区上丸子山王町二丁目町会で防災部長を務める本木好幸さん(67)は「九州で甚大な雨が降った。いつわれわれの所に来るかもしれない」と危機感を示した。ポンプ車については「暫定的な対策だ」と指摘し、水門に常設する「ゲートポンプ」の設置などを求めた。市の担当者は「中長期対策の中でポンプ場や貯留施設の設置を検討する」と答えた。

 本木さんによると、地域では浸水被害を受けて引っ越した人も少なくない。水門の電動化は被害軽減に向けて「念願がかなった」と評価した一方で、避難や浸水対策の準備には水門付近の水位が欠かせない情報だとして、ホームページでの即時公開も求めた。市は公開が今夏には間に合わない見通しを示し、水位やゲート操作はメールで配信する考えを示した。

 浸水は増水した多摩川の水が排水樋管から逆流して起きた。市は雨水を排水できなくなることを理由に、逆流を防ぐための水門を長時間開けっ放しにした。水門を閉めようとしたものの約十二時間かかる不手際もあった。市は水門に異物がはさまったためとみている。対策として、水門を電動化したほか排水ポンプ車四台の導入を進めている。

 説明会は中原、高津、多摩の各区で、八月四日まで続ける。市は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、参加者同士の間隔を取るために説明会の定員を各回百人に絞っているほか、参加希望者には住所と氏名を申し出ることを求めている。

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