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Monday, July 27, 2020

コロナ禍の私立中学説明会スタート - 大阪日日新聞 - 大阪日日新聞

大阪ニュース

2020年7月28日

 大阪府内の私立中学校で、2021年入試に向けた説明会が始まった。新型コロナウイルスの感染防止策を講じ、私学を検討する児童、保護者を迎えている。今年はコロナ禍の休校が長期に及んだため、オンライン授業が可能な環境を重視する保護者は少なくない。進学先を選ぶ基準として「情報通信技術(ICT)教育」のウエートは増しそうだが、ウィズコロナ時代だからこそ「集団性」を養うべきだという専門家の指摘もある。

コロナ禍で始まった私立中学の2021年入試説明会(上から常翔、常翔啓光、大阪国際大和田のコラージュ)

 無人走行バス、スマート農業、遠隔治療…。大阪国際大和田(守口市)は25日の授業体験会で、未来社会を象徴する動画を紹介した。ビジュアルゲームに慣れ親しむ児童の興味を誘いながら、未来社会のアイデアを引き出す。

 悪戦苦闘しながらも、児童の一人は「椅子×エンジン」で座ったまま移動できる椅子を発表。保護者にも参加を呼び掛けたアクティブラーニング(能動的な学習法)の授業を通じ、学校側は暗にICT教育に取り組む姿勢を伝えていた。

 体験した男児の母親は「オンライン授業などのフォロー体制が整っている。学習の遅れも無く勉強できそうだ」と感想。実際、同校は休校期間中にリアルタイムのオンライン朝礼や個別面談を実施し、広報担当教員の田阪洋樹さんは「第2波が来た時の準備も整えることができた」と話す。

 常翔学園が設置する中学2校は、感染拡大以前からタブレットを使った授業を推進するなど、ICT教育に進歩的だ。

 常翔啓光(枚方市)は、教員が授業を「撮りだめ」することで、生徒が学校を休んだ場合の「キャッチアップ」(遅れを取り戻す)にもつなげている。25日のオープンスクールに参加した男児の母親は「タブレットのリテラシー(応用力)も手厚く教えてほしい」と期待。常翔(大阪市旭区)に参加した男児の母親も「ネット社会」を見据えたICT教育に期待する一方、「思春期の心のケア」を進学先の基準に据えていた。

 「“コロナ世代”というネガティブな印象を持つ世代をつくってはいけない」とは、今年3月まで開成中学、高校(東京)の校長だった柳沢幸雄・北鎌倉女子学園長の指摘だ。コロナ禍の長期休暇がいつ再び強いられるか分からないため、「(特に)中学1年は、登校できる日に集団性を身につけなければいけない」と話している。

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