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Wednesday, August 26, 2020

昨年10月の狛江浸水被害 住民説明会 「水門開け退避」是非焦点 - 東京新聞

水が引いた後に住宅街に残された大量の泥。川魚も目撃され、多摩川からの逆流をうかがわせた=2019年10月13日午前8時ごろ、狛江市駒井町で(住民撮影)

水が引いた後に住宅街に残された大量の泥。川魚も目撃され、多摩川からの逆流をうかがわせた=2019年10月13日午前8時ごろ、狛江市駒井町で(住民撮影)

 狛江市は二十六日、昨年十月の台風19号に伴う浸水被害に関し、九月十八、十九両日に住民説明会を開くと発表した。浸水原因の調査結果や再発防止策を示す。浸水の一因となった多摩川からの逆流を巡り、水量の推計値を初めて明らかにする見通しだ。多摩川に雨水を流す二カ所の排水路の水門を開けたまま、職員を退避させた市の対応の是非をはじめ、被害原因をどこまで客観的に説明するかが焦点になる。(花井勝規)

 浸水被害は昨年十月十二日から十三日未明にかけ、狛江市元和泉の「六郷排水樋管(ひかん)」と同市駒井町の「猪方排水樋管」の両水門付近の住宅街で発生。隣接する調布市と合わせて床下、床上計五百軒以上が水に漬かった。

 原因調査は市が約二千五百万円で、上下水道コンサルタントの日本水工設計(本社・中央区)に委託。調査は昨年十一月末に始まり、現在、最終報告書の作成段階にある。当日市内で降った雨量や多摩川由来の水がどの程度流れ込んだのかを調べ、水門を閉めた場合と開けた場合とで浸水規模の違いなどをシミュレーションしている。

 被害原因で注目されるのは、多摩川の水位がピークに差しかかっていた時間帯に、市が水門を開けたまま職員らを退避させたために起きた多摩川からの逆流の規模だ。市はこれまで、逆流を浸水の一因と認めながら「市内の激しい降雨により雨水が行き場を失った」ことが浸水の第一の原因と説明。「逆流は市の責任で人災だ」と批判する一部被災住民との間で主張が対立していた。

 住民説明会は九月十八日午後六時半から市防災センターで一回目(定員五十人)を開き、十九日午前と午後に二、三回目(同各三百人)を狛江エコルマホールで行う。

 参加には申し込みが必要。新型コロナウイルス感染防止のため、申し込み多数の場合は抽選となる。詳細は市のホームページに掲載している。

狛江市が管理する猪方排水樋管の水門で行われた7月の水防訓練

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