県議会は十一日、厚生常任委員会を開いた。野路博之安全環境部長は関西電力大飯原発3、4号機(おおい町)の設置許可を取り消した四日の大阪地裁判決で、訴訟の争点となった基準地震動について、国が改めて考え方を県民などに説明するよう国側に申し入れたことを明らかにした。 (今井智文)
判決では、原発の耐震設計の目安となる基準地震動について、原子力規制委員会の審査ガイドで想定を超えるなどのばらつきを考慮するよう定めていたのに、規制委が大飯3、4号機の審査でばらつきを検討しなかったと指摘。再稼働する原発の安全性を判断するよりどころとされてきた審査について、信頼性に疑問符が付く事態になっている。
委員会では...
中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。
※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。
関連キーワード
からの記事と詳細 ( 大飯原発3、4号機の基準地震動 県、国に説明申し入れ - 中日新聞 )
https://ift.tt/2JW2Bfs
No comments:
Post a Comment