今季の春季キャンプは、新型コロナ感染拡大防止のため、プロ野球史上初の無観客で始まる。12球団はそれぞれ予防策を徹底し、キャンプインを迎えた。
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<ソフトバンク>
1月31日にチーム全体で宮崎入りしたが、宮崎空港などでの歓迎セレモニーは実施されなかった。リーグ優勝、または日本一を勝ち取った翌年は、到着後に宮崎市街でパレードを行っていたがこちらも中止に。ナインはコロナ対策を施して、市内の宿舎で全体ミーティングを行った。
<ロッテ>
3密防止対策で、例年は宿舎のレストランで行ってきた1月31日の全体ミーティングを、室内練習場のドアを全開放して行った。宿舎は昨年まで若手が2人部屋だったが、今回は全員が1人部屋。部屋の往来もしないよう通達が出ている。大浴場は時間帯で人数制限を設け、食事も部屋へのテークアウトをOKにしている。
<西武>
文字通り、同じ方向を向いてコロナ対策を徹底する。キャンプでの食事会場の座席は、全員同じ向きで設置。ビュッフェ形式だが、手袋着用を義務化した。チーム宿舎への立ち入りは原則チーム関係者のみで外出も禁止。宿舎の正面玄関には、体温チェックするためにサーモグラフィーが置かれた。報道陣には、今回新たに特設記者席として球場駐車場にプレハブを建設。接触をせずにリモートで取材に対応する。辻監督は1月31日の宮崎到着後、日南市の榎原神社を参拝し「コロナが収まりますように、それだけです」と願いを込めた。
<楽天>
コロナ感染防止へ厳戒態勢を敷く。球団関係者と報道陣の動線は完全分離。受付時に3日以内のPCR陰性証明書を提出し、取材時には配布されたビブスを着用する。無観客のため、売店はなし。1月31日は、球場に家族連れの親子が足を運んでいたが、高台のメディア向け駐車場からグラウンドの様子を眺めていた。
<日本ハム>
川村球団社長兼オーナー代行が、1月31日に名護のチーム宿舎で行われた全体ミーティングで、選手に新型コロナウイルス感染予防対策の順守をあらためてお願いした。「外出禁止など制約の多いキャンプだが、協力してくれと話しました。このキャンプを無事に終えられないと開幕につながらない。地元の方々にご迷惑、ご心配をかけないことが第一」と注意喚起した。
<オリックス>
選手は1月30日にキャンプ地の宮崎入り。首脳陣は同31日に合流したが、歓迎セレモニーはなし。湊球団社長、福良GM、中嶋監督らは宮崎市内の小戸神社を参拝し、チーム宿舎でミーティングを行った。
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