日本オリンピック委員会(JOC)の評議員会で3日、女性蔑視発言をした東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は、過去にも問題発言を繰り返してきた。
「日本は天皇を中心とした神の国」。こんな発言が飛び出したのは2000年5月、首相を務めていたときだ。「国民主権」や「政教分離」をうたう憲法に反しており「(戦前の)大日本帝国憲法の考え方だ」などと批判を浴びた。翌6月には衆院選の最中、世論調査で投票先未定と答えた人が多数いることに触れ「そのまま(選挙に)関心がないといって寝てしまってくれれば」と演説。民主主義の根幹である選挙の否定とも受け取れる発言だった。
首相辞任の要因にもつながったのは、01年2月に起きた水産高校の実習船「えひめ丸」と米原子力潜水艦の衝突事故への対応だ。ゴルフの最中に事故の一報を受けながらプレーを続けたことで批判が高まる中、「これがどうして危機管理なんですか。事故でしょ」と語り、国民の怒りを買った。
女性や五輪を巡っても「暴言」を繰り返している。03年6月には少子化を巡る討論会で「子供を一人もつくらない女性の面倒を、税金でみなさいというのはおかしい」と発言。14年のソチ五輪ではフィギュアスケートの浅田真央選手が転倒したことを受け「あの子、大事なときには必ず転ぶんですよね」と述べた。16年リオデジャネイロ五輪でも日本選手団の壮行会で「国歌も歌えないような選手は日本の選手ではない」と語り、物議を醸した。【金子淳】
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