オリックス安達了一内野手(33)が新型コロナウイルスに感染したことが5日、分かった。球団が発表した。安達はオープン戦・DeNA戦(横浜)の試合前、37度を超える発熱が見られたため、横浜市内の病院でPCR検査を受けた。その結果、陽性と判定された。現在は保健所の指示により、ホテルで隔離療養している。

安達は3日のロッテ戦に出場し、翌4日に横浜に移動。試合出場と移動に関わる行動を除き、外出や会食などの参加はないとした。保健所の調査では、チーム内に濃厚接触者はいないという判断を受けている。

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◆安達了一(あだち・りょういち)1988年(昭63)1月7日生まれ、群馬県出身。榛名-上武大-東芝を経て11年ドラフト1位でオリックス入団。攻守に安定感を見せ、2年目の13年に131試合に出場しレギュラー獲得。16年開幕前に潰瘍性大腸炎を発症。19年56試合、20年78試合とここ2年は出場が減少している。通算964試合、750安打、35本塁打、118盗塁、2割4分4厘。179センチ、80キロ。右投げ右打ち。

◆潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)大腸の粘膜が炎症を起こしてただれ、びらんや潰瘍ができる病気。下痢、血便、腹痛、発熱、体重減少が主な症状で、症状が出る「再燃」と、治まった状態の「寛解」を繰り返すことが特徴。安倍晋三前総理大臣の持病としても知られる。原因不明の難病だが、投薬など適切な治療を受ければ日常生活を送ることもできる。