宮城県と仙台市、宮城労働局は3日、来春の卒業を見込む県内の大学生らを対象に、合同企業説明会「みやぎ就職ガイダンス」を青葉区の仙台国際センターで開いた。検温、消毒といった新型コロナウイルス対策を講じた会場で、学生162人が仕事内容や採用方針の説明に耳を傾けた。
昨年はコロナの感染拡大で中止となり、2年ぶりの開催。県内に事業所を構える77の企業や団体のブースには飛沫(ひまつ)感染を防ぐ間仕切りが設けられ、マスクを着けた担当者が自社を売り込んだ。
希望職種を検討中という石巻専修大3年の高橋海斗さん(21)=石巻市=は「対面は会社の雰囲気が伝わり、熱量を感じた。自分が成長できる会社を選びたい」と話した。
自治体向けシステム開発ビーフル(仙台市)の担当者は「オンラインで選択肢は広がったが、学生の人柄を把握するには、やはり対面。こうした説明会の機会は重要」と強調した。
来春の新卒予定者に対する採用活動は1日に始まり、筆記や面接の選考活動は6月1日に解禁される。県雇用対策課の担当者は「コロナ下で先行きは不透明だが、企業の採用意識はうかがえる」と話した。
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