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Saturday, April 24, 2021

日立の産廃処分場計画 道路新設 県、住民に再度説明 - 東京新聞

新設道路予定地の周辺住民を対象にした説明会=日立市で

新設道路予定地の周辺住民を対象にした説明会=日立市で

 県の新しい産業廃棄物最終処分場を日立市諏訪町に整備する計画を巡り、県は二十四日、整備候補地まで新設を検討している搬入道路の周辺住民を対象にした説明会を開いた。

 県は、候補地周辺の住民から懸念が示されていた渋滞などの交通問題対策として、県道61号から候補地まで新たな道路を通すことを検討。三月に市内で開いた住民説明会で考えを示していたが、今月九日の市議会特別委員会で、道路の新設予定地周辺の住民に対する追加説明を求める意見が出たことから、県は説明の場を再度設けた。

 中丸団地(中丸町)の住民を対象に、団地内の集会所で開かれた説明会には、午前と午後合わせて二十六人が参加した。

 県の案では、団地の東側と北側を沿うように道路が新設される。参加者から目立った反対意見はなく、「高速道路のインターチェンジを利用したルートにはしないのか」「東京電力福島第一原発事故で放射性物質に汚染された廃棄物は持ち込まれるのか」といった質問があった。県は「複数のルートを検討し、建設期間やコストなどから、このルートに決めた」「(汚染された廃棄物の)受け入れは考えていない」などと回答した。

 中丸団地の住民を対象にした説明会は、二十五日も開かれる。 (松村真一郎)

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