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Wednesday, May 26, 2021

縄文1万年「切れ目なく説明」 竪穴住居跡やストーンサークル―世界遺産の17遺跡 - 時事通信ニュース

2021年05月27日07時21分

世界文化遺産への登録が勧告された青森市の三内丸山遺跡=JOMON ARCHIVES(縄文遺跡群世界遺産保存活用協議会撮影)

世界文化遺産への登録が勧告された青森市の三内丸山遺跡=JOMON ARCHIVES(縄文遺跡群世界遺産保存活用協議会撮影)

  • 世界文化遺産への登録が勧告された小牧野遺跡(青森市)の環状列石=JOMON ARCHIVES(青森市教育委員会撮影)

 世界文化遺産への登録が勧告された縄文遺跡群の17遺跡は、津軽海峡を挟み、北海道南部と東北地方北部にまたがる。約1万年続いた縄文時代のすべての時期を網羅しており、「縄文人の生活や精神世界を切れ目なく説明できるのは、日本列島の中でこの地域だけ」(青森県の担当者)という。

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 縄文時代は、土器の特徴などから「草創期」「早期」「前期」「中期」「後期」「晩期」の6期に分けられる。17遺跡のうち最も古いのは大平山元遺跡(青森県外ケ浜町)で、縄文の始まりを示す約1万5000年前の土器が出土した。
 前期から中期に当たる約5900年~4200年前の大規模集落跡の三内丸山遺跡(青森市)からは、地面を掘り下げて床を造った竪穴住居跡が550棟以上見つかった。中期後期の大規模集落跡の御所野遺跡(岩手県一戸町)からは、屋根に土が載ったタイプの竪穴住居跡が確認された。
 後期前半に当たる約4000年~3500年前に造られた大湯環状列石(秋田県鹿角市)は、直径52メートルと44メートルの二つのストーンサークルで構成され、大小の川原石を組み合わせた墓が環状に配列されている。一方、小牧野遺跡(青森市)のストーンサークルでは、配列された石の下に墓はなかった。
 北海道大の小杉康教授(考古学)によると、住居などが環状に並んだ集落の中央部にある広場に遺体を埋め、上に複数の石を置いたケースと、集落と墓地の境に石を並べたケースがあり、後者は後に葬送儀礼の場として発展したという。
 小杉教授は「縄文文化は、狩猟採集民でありながら本格的に定住した点が特徴的だ。特定の土地との結び付きが強まり、モニュメントとしてのストーンサークルを設けたのでは」と話している。

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