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Monday, June 21, 2021

「地域猫活動」の意義 第一学院高生に説明 野々市の団体 授業 - 中日新聞

地域猫活動について語る中野美穂さん(左)と靖也さん=金沢市堀川新町の第一学院高金沢キャンパスで

地域猫活動について語る中野美穂さん(左)と靖也さん=金沢市堀川新町の第一学院高金沢キャンパスで

 飼い主のいない猫をなくす「地域猫活動」に取り組む野々市市のボランティア団体「ののいちにゃんこのおうち」が、金沢市堀川新町の第一学院高校金沢キャンパスで特別授業を行った。一、二年生二十四人が受講。活動の内容や意義を学んだ。

 代表の中野美穂さん(42)と副代表で夫の靖也(やすなり)さん(44)が登壇。靖也さんは「今やらなくてはいけないことは野良猫を捕獲し、避妊、去勢手術を受けさせること」と説明した。

 術後、元にいた場所に戻し、飼い主のいない猫として地域で一定の管理をすることで、野良猫は減っていく。美穂さんは「私たちのようなボランティアがいなくてもよい社会になってほしい」と理解を求めた。

 生徒は、依然として多くの猫が殺処分されていることなども教わった。一年の斎藤梨央さん(15)は「殺処分のことは自分で調べて知っていたが、実際にボランティアの人から聞いて、より心に刺さった」と話した。(村松秀規)

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