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Tuesday, July 13, 2021

明治の産業遺産「説明不十分」…ユネスコ委 朝鮮半島出身労働者に関し : 国際 : ニュース - 読売新聞

 【パリ=山田真也】国連教育・科学・文化機関(ユネスコ、本部・パリ)の世界遺産委員会が12日、世界文化遺産の「明治日本の産業革命遺産」の展示に関する決議案を公表し、朝鮮半島出身の労働者に関する説明が不十分だと指摘した。決議案は16日からの世界遺産委で議論される見通しだ。

 明治日本の産業革命遺産は、「軍艦島」として有名な長崎県の 端島はしま 炭坑などで構成されており、2015年に登録された。登録の際、韓国側が端島などで「朝鮮半島出身者に対する強制労働があった」などと主張。日本政府は当時の状況を説明することを約束し、昨年3月、労働の実態などを展示する産業遺産情報センターを東京都新宿区に設置した。

 だが、決議案は日本側の展示に関し、「十分に実施していないことを強く残念に思う。日本政府の徴用政策について理解できるような措置を考慮することを要請する」などとした。

 茂木外相は13日の記者会見で、ユネスコ世界遺産委員会の決議案について、「これまでの委員会での決議、勧告を 真摯しんし に受け止め、政府が約束した措置を含めて誠実に履行している」と述べ、日本の対応に問題はないとの認識を示した。

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