グラウンドでは喜怒哀楽を見せない
会見後、2人になった時に、自然とまた怒ることについての話になった。鳥谷は怒ることの無意味さを引退してもなお熱く語ってくれた。 「怒るという感情は一番、無駄だよね。自分は現役でデッドボールを受けても怒りの感情は出なかった。審判の判定も同じ。死球とか判定によく怒る人がいるけど、わからないなあ。それで何かが変わるわけでもないし。打てなかった、うまくいかなかったプレーもそう。怒って得することなんてなにもないと思う。逆に損はあるけど」 確かに彼の現役生活においてグラウンドで喜怒哀楽を表現したところは見たことがない。無表情ゆえに怖そうなイメージが付きまとう時はあるが、怒りを露わにされたことは一度もないし、誰かに対してそのような態度を取ったところを見たことも一度もない。そしてなによりも彼が言っている怒るメリットを月日が経った今でも私は明確に答えられない。むしろ、現代社会にあっては怒らない方が正しい対応だと改めて思う。 そんな風に鳥谷の言葉にはいつもハッとさせられる。彼が引退を決意した今、もう少しその言葉を思い出してみようと思う。
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