ロッテ・鳥谷敬内野手(40)が3日、ZOZOマリンで引退会見を行った。18年の現役生活を振り返り「阪神では、野球選手の鳥谷敬を一生懸命演じている感じ。私生活とは別物。どう振る舞うかということを考えていた」と、歴代2位1939試合連続出場、遊撃手史上最長の667試合連続フルイニング出場の苦悩を告白した。
穏やかな表情の中にプロで生き抜いた自負がにじんだ。03年、自由獲得枠で早大から阪神入団。「大学生でプロになると決めた時から数字に追われるし、プロも当然。好き、楽しむという感情はなかった」。レギュラーを張り続け、「出続けないとその場を奪われてしまう恐怖があった。楽しいよりは苦しい(阪神での)16年間だった」と吐露した。
19年オフ、阪神から受けた引退勧告を拒否して20年にロッテ入団。今季は開幕スタメンも1軍出場は6月6日が最後。7月6日に抹消され「勝利に貢献できない」とシーズン終了後に引退を決断した。「2年間、たくさん勉強させてもらって、あそこでやめなくてよかった。野球に対して恩返ししたい。心残りはもうない。すっきりして終わります」。没頭した野球への感謝を、鳥谷は忘れず歩んでいく。(岸 慎也)
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