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Saturday, February 26, 2022

【高森町】町営サッカー場計画で初の住民説明会 - ミナミシンシュウ.jp

 高森町山吹の多目的広場「ほたるパーク山吹」に建設予定の町営サッカー場と周辺整備を巡り、高森町は25日、全町向けの住民説明会を初めて開いた。壬生照玄町長が建設に理解を求めた一方で、出席者からはサッカー場の収支や町の財政を踏まえた意見や指摘もあった。

 説明会は午後と夜の2回に分けて開催。壬生町長は「ほたるパークを今まで以上に有効活用しながら町民の健康増進や子どもたちが将来の夢を描ける場所として計画を進めていきたい」と述べるとともに、「ある程度の収益性を確保するためにもきちんとしたものをつくる必要がある」と理解を求めた。

 夜の部の意見交換では、公共施設の改修など「他に優先すべき事業があるのでは」など町の財政や事業の優先度について複数の出席者が町の見解を質した。壬生町長は「町としては投資とやらなければいけない事業の財源は分けて考えている」と説明。県内の同規模のサッカー場の稼働率から試算した年間380万円の赤字見込みについては「大きなイベントや大会を誘致するなど、指定管理者とともに多くの人に利用してもらえるよう運営していく」とした。

 この他、町民からは地域のサッカー人口や他のサッカー場の利用者数と収支を正確に把握して収支を試算するよう求める声が上がった。「町単独ではなく南信州広域連合でやるべき」「町民が利用方法を考えるため情報を発信して」などの意見もあった。

 計画では、人工芝のコート1面は日本サッカー協会(JFA)公認コートとして整備。旧パチンコ店の店舗は屋内運動場や更衣室、会議室などの機能を備えたクラブハウスに改修する。これまでイベント会場や防災拠点として利用されてきたほたるパークの役割は旧パチンコ店の駐車場の区画に移し、サッカーコートの南側に新たに交流広場を設ける。

 周辺道路や排水路の整備も含めた総事業費は8億8000万円を見込み、うち3億5000万円は国の交付金を活用する。

 町は基本計画の策定と基本設計を進めており、クラブハウスと多目的広場の整備は2022年度、サッカー専用コートの建設工事は23年度に着工し、それぞれ23年度、24年度に供用開始を目指す。

◎写真説明:サッカー場の構想図(配布資料より)

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