瀬戸内国際芸術祭の感染対策 “離島住民に説明し不安払拭”｜NHK 香川県のニュース - nhk.or.jp

今週開幕する「瀬戸内国際芸術祭」での感染対策について、浜田知事は記者会見で、医療体制がぜい弱な離島の住人向けに、基本的な感染対策や対応方法などを丁寧に説明し、不安の払拭に努める考えを改めて示しました。

今月１４日に開幕する現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」は、香川や岡山の島々などを舞台に、あわせて１０５日間開催されることになっていて、会場の多くが離島となるため、県は、事前に検温や体調確認を行うといった感染対策の指針をまとめています。

これに関連して、浜田知事は記者会見で、「医療体制が十分整っていない島民の方々の中には、県外から多くの来場者が訪れることを不安視している人もいると聞く。基本的な感染対策やケース別の対応など、実情に応じた対応を確実に行うとともに、島民には丁寧に説明し不安を払拭していきたい」と述べ、不安の払拭に努める考えを改めて示しました。

県によりますと、離島によって医療体制が異なっていることも踏まえ、情報伝達のあり方や関係機関などへの連絡方法、症状がある人の待機場所などについて、内部向けの詳細なマニュアルを策定し、対応していくということです。

一方で、芸術祭における検査態勢の拡充について、浜田知事は、「無料検査が可能なので、そうしたことが的確に行えれば不安は解消できるのではないか」と述べ、現時点では、否定的な考えを示しました。

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