2022/05/25 05:00 ウェザーニュース
「ホットからアイスへの切り替え」は、気温が何度のときなのか。今年2月から5月にかけての特定日12日間の昼間(11〜15時)、ウェザーニュースアプリの利用者に「今飲みたいものは『ホット』か『アイス』か」を聞き取り、回答時の外気温との相関を分析しました。
5万件を超える回答総数のなかから「通年ホットまたはアイスを飲む」という回答を除外して、集計しています。
アイス率は19℃で過半数、夏日で80%まで上昇
気温12℃で20%だったアイス率は気温の上昇とともに増え続け、気温25℃の夏日になると、80%近くまで達しています。
飲み物と天気の関係は?
「ホットコーヒーに比べてアイスコーヒーがよく売れる気象条件は『気温が高い』『湿度が高い』『晴れ』の3点です。
この中で最も重視するのは気温です。最高気温が25℃を上回るタイミングがホットコーヒーよりアイスコーヒーが優勢となる目安とみています。例年だと、だいたいゴールデンウィーク頃になります。
さらに、グンと暑くなる日のように、前日との温度差が大きいこともアイス率が伸びる要因になります」(ファミリーマート FF・スイーツ部 コーヒー担当)
「S・Mサイズと比較してLサイズの売れ行きは、最も暑い時季に大きく伸長します」(同)
アイスコーヒーは、梅雨明けから8月のお盆のあたりまでが、1年中でもっとも売れる時期だそうです。
最低気温が15℃を下回るとホットが優勢に
「ホットコーヒーは1日の最低気温が15℃を下回るタイミングを目安に売れ行きを伸ばします。通常、ホットコーヒーが1日のなかでもっとも売れるのは、7~9時という出勤前にあたる朝の時間帯です」(同)
盛夏とは異なり、9月に入ると日によっては涼しく感じられる朝もありますので、そうした肌寒さを感じるような朝に、それまでアイス派だった人も“そろそろホットかな”という気分になるのではないでしょうか。
季節の移り変わりに連動した「体感温度の変化」が、飲み物の選択と売れ行きに影響を与えているといえそうです。
まもなく梅雨前線が北上し、梅雨を迎えます。梅雨入り前のさわやかな晴天の日に、「アイス」の味わいとのどごしを楽しんでおくのも良いですね。
参考資料など
からの記事と詳細 ( アイスへの切り替えは気温19℃が目安? 「アイス/ホット」と気温の関係 - ウェザーニュース )
https://ift.tt/96xf7yL
No comments:
Post a Comment