コロナ禍を経て、私たちの暮らしや働き方は大きく変化しました。毎日出勤せずにリモートワークを取り入れている企業も少なくありません。在宅勤務やハイブリットワークを実践する人が増えた今、会社員の小遣いのうち大きなウエイトを占めていると思われるランチや飲み会にかかるお金は、どのように変化しているのでしょうか。
会社員のランチ代は男性が平均649円、女性が590円
新生銀行が実施した「2021年サラリーマンのお小遣い調査」によると、弁当持参や在宅勤務で昼食を作るときを除いた1回あたりのランチ代は、男性が平均649円で、女性が590円。年代別に見ると男女とも20代が最も高く、男性が平均803円、女性が638円でした。また、2010年以降の調査結果と比較すると、男性会社員のランチ代は過去10年で最高額となっています。
ランチ代が増えた人は「外食を利用する頻度」「1食あたりにかける金額」「お弁当を購入する頻度」などが増加したという回答が多く、在宅勤務が多かった2020年と比べ、出勤して外食や弁当の購入をする機会が増え、ランチ代が増えたと考えられます。
会社員の飲み代は1回あたり、男性が6,159円、女性が5,357円
同調査では、飲みに行く際にかかる金額も調べています。会社員の男性が1回あたりにかける外での飲み代は平均6,159円で、女性が5,357円。1回の飲み代と1ヶ月に飲みに行く回数から算出した1ヶ月の飲み代は、男性が1万3,229円、女性が9,707円でした。2020年の調査結果と比較すると、男性は1ヶ月あたり1,609円の増加、女性も1,252円の増加となりました。一方、1ヶ月の外飲み回数は男性が2.1回、女性が1.8回でいずれも前年よりやや減少しています。
働き方が多様化し、勤務先の同僚や上司と毎日、直接顔を合わせることが当たり前ではなくなりました。今回の調査結果は、外で飲む回数が減った分、飲みに行く際はやや奮発する人が増えた表れかもしれませんね。
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