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Sunday, June 5, 2022

熊本知事 流水型ダム振興策説明…五木村住民は厳しい意見 - 読売新聞オンライン

 2020年7月の九州豪雨で氾濫した熊本県・球磨川の治水対策として、支流の川辺川で計画される流水型ダムについて、蒲島郁夫知事は5日、水没予定地を抱える同県五木村を訪れ、初の村民説明会を開いた。ダムを生かした観光など新たな振興計画を説明し、理解を求めた。

 蒲島知事は08年に当初のダム計画を白紙撤回したが、豪雨被害を受けて一転、20年11月に流水型ダムの建設を国に要請した。説明会では「2度にわたり困惑させ、おわびする」と謝罪した上で、秋頃の策定を目指す振興計画の狙いを語った。

 計画では、ダム工事の見学ツアーや集客拠点の「道の駅」の改修などを提案。ドローンによる買い物支援や自動運転バスによる生活の利便性向上に取り組むことも明らかにした。

 参加者からは「一方的に進められている」などと厳しい意見が相次いだ。終了後、木下丈二村長は振興計画がまとまった段階で建設への賛否を判断する意向を示した。蒲島知事は「粘り強く説明を続け、ダム受け入れも含めた合意形成を図りたい」と述べた。

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