[ロンドン 18日 ロイター] - 経済危機に直面するスリランカは23日に国際債権者向けプレゼンテーションを行い、経済問題の全容や債務再編策、国際通貨基金(IMF)の救済計画について明らかにする予定だ。
同国は長年にわたる不適切な経済運営や新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により、1948年の英国からの独立以来最悪の経済危機に直面、デフォルト(債務不履行)に陥っている。
スリランカ財務省は、法律事務所クリフォード・チャンスを通じた17日付の声明で、23日のオンライン会議は全ての国際債権者を対象としており、参加者が質問できる「対話型」になると述べた。
同国はIMFから今後4年間で29億ドルの金融支援を受けることで暫定合意している。
声明によると「当局は最新のマクロ経済状況、IMFと合意した改革パッケージの主な目的、債務再編プロセスの次のステップについて、国際債権者に説明する」という。
同国の借り入れは非常に複雑で、総額の推定レンジは850億ドルから1000億ドルを大幅に上回る水準まで幅広い。中国、インド、日本が債務削減策で妥協点を見いだす必要があることも状況を困難にしている。
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