Pages

Wednesday, October 12, 2022

鶴岡・鶴ケ岡城跡、出入り口土橋跡を発見 発掘調査の説明会 - yamagata-np.jp

2022/10/13 10:52

鶴ケ岡城跡の入り口部分で土橋の遺構が発見された発掘調査現場=鶴岡市馬場町

 鶴岡市の鶴ケ岡城跡の発掘調査で、城の東側の出入り口部分に当たる土橋の基礎跡が発見されたことが12日、分かった。土橋の存在は絵図で知られていたが、遺構が確認されたのは初めて。実在が確実視され、江戸時代の庄内藩主や藩士が往来したと考えられている。

 説明会が同日、鶴岡公園脇の同市馬場町の現地で開かれ、県埋蔵文化財センター(上山市)の草野潤平主任調査研究員が解説した。今回見つかったのは、二の丸の門の外側にある防御拠点「馬出(うまだし)」と三の丸をつなぐ土橋の一部。最大で長さ約2メートルのくい約100本が、南北方向に約13メートルにわたって打ち込まれており、くいに沿うように横長の板とこぶし大の石も埋め込まれていた。

 土の堆積やくいの打ち方などから、時代によって土橋が造り変えられたとみられることも分かった。くいの測定などを進め、時代ごとの土橋の形状を調べる。

 道路拡幅工事に伴う発掘調査で昨年11月、馬出の一部とみられる遺構が発見された。同センターは今年6月から追加調査を行っている。

記事・写真などの無断転載を禁じます

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 鶴岡・鶴ケ岡城跡、出入り口土橋跡を発見 発掘調査の説明会 - yamagata-np.jp )
https://ift.tt/TeLj4gv

No comments:

Post a Comment