球春到来!! プロ野球のキャンプが1日に宮崎、沖縄両県で始まる。昨季セ・リーグ王者、ヤクルトの主将・山田哲人内野手(30)は、コロナ下での制限が緩和される新たなシーズンのスタートを前に本紙に独占手記を寄せ、新打撃フォームに挑戦していることを明かした。3月に開催される第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けて栗山英樹監督(61)に掛けられた言葉も激白。世界一、日本一奪還へ、強い決意を示した。
2023年のキャンプが始まります。今年でプロ13年目。昨年はリーグ連覇を達成したけど、日本一を逃した。個人成績(打率・243、23本塁打、65打点、10盗塁)にも納得はいっていません。圧倒的な成績を残すため、オフシーズンはもう一度自分自身を見つめ直し、新たな打撃フォームに挑戦しています。
変えた部分は「構えたときの足幅」。今まではしっかり幅を取っていましたが、今は肩幅ぐらいに狭めたフォームを試しています。
狙いは右足に体重が乗りやすく、体重移動の際に「割れ」(ステップ時の上半身と下半身の開き)をつくりやすいから。昨季は「打とう」という意識が強いせいか、「割れ」が少ないままバットを出していたので打球に力が伝わらず、変化球に崩されてしまうことも多かった。オフに試行錯誤する中で考えた一つの取り組みです。
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