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Wednesday, July 26, 2023

「ヤングなでしこ」で注目されたMF猶本光、やっとたどり着いた晴れ舞台で決勝ゴール - 読売新聞オンライン

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 26日にニュージーランドで行われたサッカー女子ワールドカップ(W杯)1次リーグで、日本女子代表(なでしこジャパン)は2-0でコスタリカに完勝。2連勝で勝ち点を6に伸ばし決勝トーナメント進出に大きく前進した。前半に先制ゴール、つまり決勝ゴールを挙げたのはMF猶本光(三菱重工浦和)。早くから期待されながら、なかなかスポットライトを浴びなかった苦労人だ。(デジタル編集部)

 2012年にU―20(20歳以下)女子W杯で「ヤングなでしこ」の一員として注目を浴びた。14年には、なでしこジャパンに初招集。ただ、W杯の代表からは漏れてきた。

 先月の代表メンバー発表直後に行われた記者会見では「約9年間は一度も、なでしこジャパンとして世界の大きな舞台、大きな大会とは縁がありませんでしたが、ずっと……」。そういって、涙があふれ、声にならなくなった。

 初戦のザンビア戦は途中出場。そしてこの日はスタメンで、立ち上がりから日本の攻撃を引っ張った。15分のチャンスはGKに防がれたが25分、今度はゴール左でFW田中美からボールを受けると、左足を振りぬき、ゴール右に突き刺した。

 試合後の中継局のインタビューでは、胸に秘めた思いを何度も質問された。ただ、「自分のゴールで勝たせたいと思っていた。ゴールでチームに貢献できたことはうれしい」とは言ったが、感傷的な言葉はなかった。「まだ次のスペイン戦がある。しっかり勝ちを積み重ねていきたい」。ベテランの域に達した元「ヤングなでしこ」に浮ついたところは見られなかった。

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