
JOCによると新型コロナの影響で、3月に開催予定だった今年の第1回企業説明会が延期に。4月に入ると緊急事態宣言が全国に拡大され、これまで予定していた計6回が延期となった。
25日に宣言は解除されたものの、JOCキャリアアカデミー事業の中村裕樹ディレクターは「企業側の状況も考慮しなければいけないので、アスナビだけで再開の判断はできない」。それ以上に心配なのは企業側の採用意欲の低下だ。経済情勢の悪化で「新規採用を控える動きが予想される。特にアスリート採用は、給与だけでなく競技の活動費もかかる。簡単ではない」と危機感を抱く。
現在、アスナビに登録している県出身者は2人。スピードスケート・ショートトラック女子の小池佑奈(中京大4年・岡谷南高出)は「企業が見つかるか不安」と漏らす。昨季はワールドカップに出場した24歳。2年後の北京五輪を目指してアスナビに登録したが、説明会で企業にアピールする機会がない。「冬のシーズン前に内定を決めたい」と焦りもある。
一方で練習が制限される間、自分自身の強みや働く意義を「考えるきっかけになった」という。大学進学後、重度の貧血症状に陥って成績が低迷。2年秋から2年間は休学し、地道な治療と食生活の改善に取り組んだ。復活を果たし、五輪を狙える力をつけた。「苦しかったけれど、自ら考えて行動すれば挫折を成長に変えられる。ピンチの今だからこそ、自分の経験を伝えたいし、就職する企業で生かしたい」と言葉に力を込める。
フリースタイルスキー女子モーグルの荻原和(松本大4年)も「今できることに取り組む」と、将来を見据えて健康運動指導士など資格取得の勉強に励む。2017年の全日本選手権で優勝した22歳は「(新型コロナの)経験に打ち勝つことも五輪を目指す上でプラスになる」と前向きだ。
中村ディレクターは「選手は競技を通じてPDCA(計画、実行、点検、見直し)の考え方が身に付いている。今回の試練を乗り越えることが、競技力向上にも社会人としての成長にもつながると思う」。コロナ禍をばねに、企業側が求める“人材”に成長することを期待している。
(5月31日)
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May 31, 2020 at 07:22AM
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アスリート 就活にも影 コロナで「アスナビ」の企業説明会延期 - 信濃毎日新聞
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