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Wednesday, July 1, 2020

【漫画】思い出のベビーカーを捨てて泣く息子、説明不足の反省と喜びで母も号泣…「優しい子ですね」(オトナンサー) - Yahoo!ニュース

 息子の思いに気付かず反省したエピソードを描いた漫画がSNS上で話題となっています。ある日、夕食を食べながら、なぜか突然、涙を流し始めた6歳の息子にぃくん。驚いた母親が理由を聞くと、物置の中を断捨離する中で処分した「ベビーカー」の存在が浮上し…という内容で「優しい子ですね」「物を大事にする心が素晴らしい」「思わず泣いてしまいました…」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。 【漫画】本編を読む

うれしさと後悔が同居して…

 この漫画を描いたのは、2児の母で主婦の星田(ペンネーム)さん(37)です。インスタグラムやツイッターで育児漫画などを発表しています。 Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。 星田さん「育児漫画を描き始めたのは2020年2月からです。それまでは、好きなバンドのファンアートをたまにツイッターに上げる程度の、趣味お絵描きをしていました。でも、前々から、育児のあれこれを記憶だけじゃなく絵で描きとめたいなと思っていて、次男が昼も夜もしっかり寝てくれるようになった生後10カ月くらいから、安定的に漫画を描けるようになり、SNSで少しずつ発信するようになりました」 Q.今回の漫画を描いたきっかけは。 星田さん「6歳の子が、物を大事に思う気持ちをちゃんと持っていたことがうれしくて、みんなに知ってもらいたいという気持ちと、時間がたっても思い出して泣き出すほど悲しい出来事だったのに、母親としてそれに気付けなかったことへの後悔の思いからです。 息子の心に消えない傷を負わせてしまったのではないかと、今でもすごく不安になるので、世のお子さまや親御さんに同じような気持ちになってほしくないなと思い、漫画にして発信することにしました」 Q.処分を決めたとき、にぃくんに相談や報告はされなかったのですか。 星田さん「にぃくんとは、はっきりとは話さずに処分しました。家具を入れ替えるために多くの粗大ゴミが出たので、急きょ、夫にゴミ処理場へ行ってもらうことになり、ついでなので、ため込んでいた不用品もバタバタと出しました。その際、前日まで使っていたベビーカーを『そういえば、もうこれじゃなくてもいいよね』『収納に場所を取るもんね』という夫婦の会話だけで処分を決めました。 ゴミ処理場へ行く前に積み込まれる荷物を見て、にぃくんが『ベビーカー、もういらないの?』と聞いていた記憶もありますが、今では判然とせず…『青いの(大きくなっても使えるベビーカー)があるから、これはもういらないね』とさらっと説明しただけのように記憶しています」 Q.ゴミ処理場に行くことを、にぃくんははっきり認識していたのでしょうか。 星田さん「『ゴミを捨てに行く』という説明だけだったので、どういう想像をしていたかは分かりませんが、近所のゴミ置き場にゴミを捨てる感覚で、ポンポンと置いてくることを想像してたのかもと思っています。本来、子どもを連れて行くところではないのですが、自粛中で自宅にいて、私が次男の世話をしている間に夫が連れて行きました」 Q.ゴミ処理場でのにぃくんの様子について、旦那さまは何か言っていましたか。 星田さん「想像していた場所とは違ったようで、見たことのない大きな機械や山積みのゴミ、つぶされるゴミを見てすごく怖がっていて、特に音がすごく大きかったらしく、ずっと耳を手でふさいでおびえていたそうです。 相当トラウマになったのか、この日だけではなく、別の日に同じところを通ると『また、処理場へ行くん?』『あのトラックは処理場に行くんかな?』とずっと気にしていました。いまさらですが、やっぱり、小さな子どもを連れて行く場所ではなかったのだなと思います」 Q.にぃくんの言葉を聞いて、どう感じましたか。 星田さん「最初は『そんなこと思ってたの? ベビーカー、めっちゃ大事に思ってたんや! すごい! うれしい!』と楽観的に受け取っていましたが、なかなか泣きやまず、『なくなって悲しい』『あんな怖いところに捨ててかわいそう』『僕が捨てちゃった、ごめんなさい』『ベビーカー、きっと捨てた僕のこと怒ってるわ』という嘆きを聞いて、『納得もできないまま自分の手で、怖い、嫌な所に捨てさせるなんて、すごくつらいことをさせてしまった』と後悔の気持ちでいっぱいになって、一緒に号泣してしまいました」 Q.この後、にぃくんは納得できたのでしょうか。 星田さん「このときは『にぃくんにも、おとくん(次男)にも、たくさんたくさん乗ってもらえて、たくさんたくさん押してもらえて、何年も大事に使ってもらえて、幸せやったと思うよ。にぃくんのことは怒ってへんよ。きっと、ありがとうって言ってくれてるよ』と話しました。 何とか涙を拭っていましたが返事はなく、本当に納得できたかどうかは分かりませんが、日にち薬なのか、その後しばらく、処理場を怖がるそぶりはあるものの、処分したベビーカーの話はほとんどしなくなり、新しいベビーカーに次男を乗せて、楽しそうに押して歩くことが日常となりました」 Q.今回の出来事を次回にどう生かしますか。 星田さん「子どもが少しでも親しんだ物であれば、バタバタ慌ただしい中で処分するのではなく、私自身が心の余裕のあるタイミングで処分前にひと声かけて、子どもの表情を見て気持ちをくみ取りたいなと思いました(余裕があるかどうかは別問題ですが…)」 Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。 星田さん「まだ6歳のにぃくんが物をとても大事に思えていたことや、その物に感情移入して泣いてしまうほど申し訳ない気持ちになったことで、『とても感受性の豊かないい子ですね』、また、にぃくんが自分の気持ちをしっかり言葉にして伝えられていることを、『賢い子ですね』などとたくさん褒めていただきました。 『自分も子どもの大事な物を捨てて悔やんだ記憶がある』などの体験談を語ってくださる人もいて、やっぱり、子どもの気持ちをちゃんとくめていなくてかわいそうなことをしてしまった経験は“育児あるある”なんだろうなと感じました」 Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。 星田さん「自分の育児の記録として、日々のよしなしごとを描きとめていければなと思っています。そうすることで、同じ育児をする人の目にとまって、少しでも共感を得たり、教訓になるようなことがあれば幸いです。 もし今後、自分の時間に多分に余裕ができれば、育児漫画の延長でエッセー漫画をつづったりすることはあるかもしれません。また、なかなかないとは思いますが…依頼があれば、似顔絵やイラスト、CDジャケットデザインなどにも関われたら、とてもうれしいかなと、お気楽な主婦がぼんやり思っています(笑)」

オトナンサー編集部

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July 02, 2020 at 05:38AM
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