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Saturday, August 6, 2022

県立高校第2期再編 富士見で住民説明会始まる – Nagano Nippo Web - 長野日報

県立高校の第2期再編・整備計画の最終案となる3次案で、県教育委員会は6日、富士見町を振り出しに、諏訪地域(旧第7通学区)での住民説明会を始めた。町民や富士見高校(富士見町)の同窓会役員、教育関係者ら約40人が参加。同校と茅野高校(茅野市)を再編統合して設置する案が示された「茅野富士見新校」(仮称)について主に質問し、意見や要望を伝えた。

茅野富士見新校は普通科と農業科を設置する方針。普段の学習は茅野の校舎をメインとし、農業分野は富士見の校地「富士見フィールド」を活用するとしている。説明会で県教委は、現在の富士見高の農業教育施設を活用し「諏訪地域で農業科の学びを維持・継続したい」と強調。地元自治体や企業の協力を得て、観光や福祉、農林業など「地域に根差した産業」を学ぶ新たな科目の開設も考えられるとした。

参加者の1人は「商業、工業を含めた農商工でやるべきではないか」と質問。県教委は「総合技術高校で農商工がそろうのが理想だが、富士見高の実績や施設、設備も踏まえ、従来の普通科にとらわれない新しいコンセプトの新校が茅野富士見地区で構想できるのではないかと考えた」と答えた。

「茅野、富士見間は距離があり、生徒の学校生活が分断されてしまわないか」と懸念する声も。地域の子どものために、再編統合の対象となっていない3高校の特色を含めて「全体でデザインしてほしい」との意見や、3次案確定後に立ち上げる方針の「新校再編実施計画懇話会」の構成について「高校の授業をより魅力的にできるような地域の団体も参加できるようにしてほしい」との要望が出た。

諏訪地域は他に、岡谷東と岡谷南(岡谷市)を「岡谷新校」に、岡谷工業(同市)と諏訪実業(諏訪市)を「岡谷諏訪総合技術新校」(いずれも仮称)に再編統合する案が示されている。県教委は、岡谷市で21、23の両日、諏訪市で26、27の両日、茅野市で9月15、18日に住民説明会を予定している。

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