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Friday, August 21, 2020

中国人が暑い夏でも「お湯」で水分補給する理由(オトナンサー) - Yahoo!ニュース

 日本よりも乾燥している地域が多い中国に住む人々は昔から、日本人よりも積極的に水分を取っています。特に中高年以上の世代では、夏でも喉が渇けば、水や冷たいドリンクではなく、「マイ保温ボトル」に入れた「お湯」を飲む習慣が定着しています。お湯を飲む習慣が定着した理由や、中高年とは違う若者の水分補給の考え方について、日中の異文化ギャップを数多く取材している筆者が紹介します。

「冷たい飲み物は体に悪い」

 猛暑が続く中、水分補給の重要性が叫ばれていますが、日本よりも乾燥している地域が多い中国に住む人々は昔から、日本人よりも積極的に水分を取っていました。  夏場も含め、彼らがほぼ一年中よく飲むのが「お湯」です。昔は空き瓶などを利用して、常にお湯を持ち歩く人が多かったのですが、近年では遠出の際、おしゃれな保温ボトルにお湯を入れて持ち歩くようになりました。  不思議に思った筆者は以前、中国人に「なぜ、そんなに頻繁にお湯を飲むのですか?」と聞いてみたことがあります。すると、多くの人から、「昔からの習慣だから」「喉を潤すため」「温かいお湯を飲むと体が芯から温まるので」「冷たい水は体に悪いから」などの答えが返ってきました。  特に、北京以北の地方では空気が乾燥していることや公害がひどいことなどもあって、外出時に喉を痛めることが少なくありません。また、かつては街にドリンクの自動販売機が少なく、手軽に飲み物を入手できなかったことから、自然とお湯を持ち歩く習慣が出来上がり、中高年以上の人々の間ではその習慣が定着しているのです。  新型コロナウイルスの影響で、彼らが海外旅行に行く機会はほぼなくなりましたが、それ以前は中国の空港の出発ゲート付近で、彼らが必ずといっていいほど行う“ある行為”がありました。それは、持参した保温ボトルにお湯を入れることです。  出国手続きの際、保温ボトルやペットボトルの飲み残しは捨てるのが国際的な規則ですが、出国手続きを終了した後であれば、飲み物を持って搭乗することが可能です。中国の空港を利用した人なら気付いたことがあるかもしれませんが、どの空港でも、トイレのすぐそばに必ず給湯器が設置されています。  お湯だけでなく水もあり、紙コップも用意されていますが、多くの人は自分の保温ボトルにお湯を入れるために給湯器を利用しているのです。機内でもお湯をもらうことはできますが、自分の保温ボトルに入れておけば、いつでもお湯が飲めるという安心感があるからでしょう。  こうした生活習慣があるからか、中国人観光客は日本など海外の空港に到着後も、すぐに給湯器がある場所を探し始めます。近年では中国人に「海外の空港には給湯器が設置されていないところが多い」ということも認識されてきていますが、初めての海外旅行の場合、そのことを知らず、空港のインフォメーションで「給湯器はどこですか?」と尋ねることもあるそうです。  また、中国では高速鉄道(日本の新幹線に相当)でも、車両の連結部分に必ず給湯器が設置されているので、日本の新幹線の車内に給湯器が設置されていないことを知った人は驚くと聞きました。

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