書類の書き方などを伝えるハローワーク松阪の職員たち＝松阪市高町で
シャープ三重工場（多気町）の二次下請け会社に解雇されたフィリピン人労働者を支援するため、松阪市のハローワーク松阪が二十日、失業給付などの説明会を開いた。説明会は午前と午後の二回あり、計七十五人ほどが参加。参加者は失業給付の支給方法や就職活動の進め方を伝える映像を見た後、職員たちから詳細な説明を受けた。ともにフィリピノ語で行われた。
職員はホワイトボードを使い、四週間ごとに支給の認定日が来ることや失業認定申告書の書き方などを解説。参加者たちは、配られた小さなカレンダーに今後の日程を書き込んで確認したり、書類に記入したりしていた。フィリピン人らは下請け会社の業務請負でシャープ三重工場で働いていた。説明会に参加したダンボン・グレース・エスゲラさん（４８）＝松阪市＝は「情報がたくさんあり、助けになった。これまでやってきた外観検査の経験を生かせる仕事を探したい」と語った。
ハローワーク松阪では十二月から、外国人の求人がある企業との面接会や日本語教室を開いていく。草野貴伸所長（５５）は「松阪に長く住んでいる方が多く、市内での就職を希望する方が多い。希望を聞きながら、それに添った支援をしていきたい...
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