世の中が新型コロナウイルスによって一変した2020年。採用活動を全面的にオンライン化し、企業の担当者と学生が一度も直接会うことなく、内定に至る企業も増える一方、「オンラインで、本当に志望者を見極められるのか」「直接会わないことで帰属意識が薄くなり、内定辞退率が上がるのではないか」といった不安を抱えながら、採用を進めた担当者も少なくないだろう。
日本でもクルーズ船の乗員乗客の間で集団感染が発生し、今後の感染拡大が懸念され始めていた20年2月。迅速に採用活動を“完全オンライン化”することを決めた企業の一つが、グローバルで展開する消費財メーカー「ユニリーバ」の日本法人「ユニリーバ・ジャパン」だった。
「完全オンラインでの採用には当初、不安なこともありましたが、実際に約1年間、オンラインでの試みを続けてみて、想像以上に大きなメリットがあったと感じています」
こう話すのは、ユニリーバ・ジャパンの秋山真梨奈氏(HRスペシャリスト新卒採用担当)だ。完全オンラインでの採用活動を進めるにあたって、同社が実際に行ったこと、感じたメリットはどのようなものだったのだろうか。
リモートワークや通年採用で蓄積した、オンラインのノウハウ
ユニリーバ・ジャパンが、短期間で採用活動の完全オンライン化を決断できた背景には、同社が過去4年以上にわたって取り組んできたリモートワークの推進と、オンライン選考の導入がある。
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