若者の地元就職と企業の雇用確保を促す御前崎市の「リターン就職応援プロジェクト制度」の企業向け説明会が２３日、同市池新田の市研修センターで開かれた。同市や掛川、菊川、牧之原市の約１００社が参加した。
制度は企業と若者の相互交流と、地元就職の意思がある若者に対する教育資金の助成の２本柱。相互交流に向けては専用のホームページを本年度中に開設し、企業概要やインターンシップなどの情報を共有できるようにする。教育資金の助成は島田掛川信用金庫、静岡銀行の教育ローン商品を活用。大学や専門学校などの卒業後、御前崎市内に住み、市内か近隣３市の企業に就職した場合に、両行から借り入れた教育資金の利子相当額を市が助成する。
説明会では住宅手当の助成を求める意見などが上がった。市によると、３月で高校を卒業した９人が既に制度に登録したという。今後も参加企業を募る。
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