キャンパス 動画で魅力 県内１９学校 オンライン説明会 - 中日新聞

金沢大などが参加し、オンラインで学校の魅力を紹介した合同説明会

学生が高校生に受験体験談など紹介

　県内全ての大学、短大、高等専門学校十九校が学校を紹介する合同説明会「ガクフェス」が十七、十八の両日、オンラインであった。コロナ禍で密を避けるため、主に動画を通じて、視聴する高校生らに魅力をアピールした。　（鈴木里奈）

　公益社団法人大学コンソーシアム石川が主催し、三回目。昨年からは新型コロナウイルス感染防止のため、動画投稿サイト「ユーチューブ」のライブで配信している。

　十九校のうち、十八校が動画配信を通じて専攻や教授陣を紹介し、出願状況や就職率なども説明した。学食など学生生活の様子を、写真も交えて分かりやすく伝えた。

　各校の担当者は視聴者からの質問にも答えた。金沢大の紹介コーナーでは、参加者が「他の大学にはない魅力は」と質問。担当者は「金沢唯一の国立大」「学年が上がるとともに、学ぶ内容を選ぶことができる」などと答えた。

　十八日には金沢大、県立大、金沢星稜大の三年生計四人が登壇。大学を選んだポイントや、受験時の体験談を語った。

　「大学の規模が小さいので教員の指導が手厚い」と県立大の男子学生。教員を目指す金沢星稜大の女子学生は「一年生から小学校の見学に行ける」と良さを強調した。金沢大の男子学生は、実家のある福島県からオンライン授業を受けていたが、試験だけは対面だったため新幹線で大学に行ったと、コロナ禍ならではのエピソードを明かした。

　二日間で県内外の高校生や保護者、教員ら延べ七百二十六人が視聴した。公益社団法人大学コンソーシアム石川の担当者は「コロナ禍だが、多くの視聴者に情報を届けられてよかった。感染が落ち着いたら、実際にキャンパスに足を運ぶきっかけにしてほしい」と期待した。

関連キーワード

Adblock test (Why?)

からの記事と詳細 ( キャンパス 動画で魅力 県内１９学校 オンライン説明会 - 中日新聞 )
https://ift.tt/3kxmXvi