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「自宅療養の切り札」として期待されている世界初の飲み薬「モルヌピラビル」。専門家からは効果以外にもメリットがあると歓迎の声が上がっています。 少しは気分の晴れる週末となったのでしょうか。 会社員（50代）：「甲子園球場で阪神戦があった。アルコール類は球場内で解禁になっていたので、少しだけ頂いた」 大学生：「大学で集まりがあった。大学生は一度きり。思い通りに過ごせなかったので、やっぱり解除されたのはうれしかった」 宣言が明けて初めての日曜日となった3日、関東などの行楽地では人出が激増しました。前の週と比べ、神奈川の江の島では午後3時台で2.9倍、長野の軽井沢では2.3倍。東京都内でも、お台場で1.4倍になるなど、大幅に増えています。 湯もみで知られる草津温泉には平日の4日も観光客の姿がありました。「湯もみ体験」も約1カ月ぶりの再開です。ようやく取り戻した日常です。 土産物店「頼朝」・山口芳雄店長：「GoToなんかやったら多分、一気にバーンと行くと思う。この第5波が収束して、第6波につながらないように徐々に観光の方も復活してもらえれば」 第6波対策の一助となるのでしょうか。 米国立アレルギー感染症研究所・ファウチ所長：「素晴らしい結果だ。軽症のうちにこの薬を摂取すれば、入院したり、死亡したりするリスクを減らすことができる」 その薬とは、アメリカ・メルク社が開発した飲み薬「モルヌピラビル」。 臨床試験では1日2回、週5日の服用で重症化や死亡のリスクを約50％減らす効果があったといいます。 現在、軽症者にできる治療は抗体カクテル療法などの点滴です。飲み薬となれば、治療のハードルは大きく下がります。 日本医科大学・北村義浩特任教授：「入院しなくていい、点滴しなくていい。自宅で5日間、飲み続けることで、重症化が防げるという非常に大きなメリットがある」 厚生労働省は年内にも特例承認して新薬を調達する方向で調整しています。 （C） CABLE NEWS NETWORK 2021
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