いわゆる「核のごみ」の最終処分場の選定をめぐり、調査への応募を検討している後志の寿都町で、初めて住民説明会が報道関係者に公開されました。出席者からは反対意見が相次いだのに対し、片岡春雄町長はあくまで応募に理解を求め、最後まで議論はかみ合いませんでした。
10日、初めて報道関係者に公開された住民説明会には263人が出席し、3時間あまりにわたって行われました。
この中で、片岡町長は選定の第1段階となる「文献調査」への応募について、「『核のごみ』が持ち込まれる議論ではない。あくまで『核のごみ』とは何ぞやということを幅広く共有するということだ」と検討の理由を説明しました。
これに対し出席者からは、「文献調査を始めるとやめることができなくなるのではないか。町独自でも勉強することはできる」などと反対意見が相次ぎました。
しかし、片岡町長は、町が認めなければ選定の第2段階の「概要調査」に移ることはなく、梶山経済産業大臣から確約する文書も受領しているとして、あくまで応募に理解を求め、最後まで議論はかみ合いませんでした。
夫婦で住民説明会に出席した20代の男性は、「『核のごみ』の処分方法などについて、町長が『よくわからない』と言っているのに私たちが分かるはずがない。調査を受け入れた後に本当にやめることが可能なのか分からないので、現状では判断できない」と話していました。
また、中学1年生の男の子は、「調査していない段階でも風評被害を受けているので良くないと思う。寿都は水産が良い町なので、水産を盛り上げていってほしい」と応募に反対しました。
一方、90歳の男性は、「『核のごみ』は未来永劫、残してはおけないものだ。何とかするのが未来に対しての責任だ。町長の問題提起は理解できる」と話していました。
住民説明会の終了後、片岡町長は「今までの説明会よりも私の考えが伝わらず、噛み合わないように感じた。いつまでも意見が堂々巡りしていて、信頼関係がどんどんなくなっている。住民が納得できるように調査を途中でやめられるということに国のお墨付きをもらい、町の財政の厳しさを示す資料もさらに提示しなければいけない」と述べました。
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September 11, 2020 at 04:20AM
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住民説明会 議論かみ合わず|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp
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